子育てにイライラするママたち。子育てってどれだけイライラするものなのか?旦那といえば子育てにおいて一緒に遊んであげたり、お風呂に入ってあげたり、部分的に参加はするが四六時中子どもたちと接する訳ではない。
何も知らない旦那たちはイライラする妻にたいして「そんなにイライラしなくてもいいでしょ」と簡単に言ってのける。いやいや。世の旦那たち。子育てはやっぱり大変だ。おむつ交換だけですでにお手上げなのだ・・。
※ユーモアを求め偉そうな文体でお送りします。実物は決してそんなことはありません。めちゃめちゃ謙虚な旦那です。
妻が寝込む
我が家の朝は毎朝娘が一番に起きだす。平均すると7時前というところか。それに合わせるように妻が7時半ごろに起床する訳だが、最後に起床するのは私だ。できる男は最後に起きる。これがこの世の常識だ。
そんな休日である今朝、娘はいつも通りに7時前に起きだし朝一から元気いっぱいにしゃべりだす。うちの娘はとりあえず声が大きく、朝起きた瞬間から夜寝るまで喋っているようなおしゃべり娘だ。いつもはそんな娘の大声に合わせ妻も起きだすのだが、この朝は何故か起きだす気配がない。
「どうした?」と聞いてみると「あなた。すいません。なんかお腹が痛いんです」ということでどうやら体調が芳しくないようである。
そんな妻の声を聞き「そうか。今日はゆっくり横になって休んでおけ。俺が子供の面倒は見る」と妻に声をかけ、なら今日はこの機会に積極的に娘の面倒を見てみるかと思いたち布団をでる私。この機会に常日頃から「子育てでイライラするの!」と小うるさい妻の苦労がどんなものか見てやろう。どうせ大したことないだろと心の中で毒づいてみる。
そういえば朝一はおむつを交換していたな、どれどれパンツを一枚履き替えさせるだけじゃないか。楽勝。楽勝。
おもつ替えにイライラ
うちの娘は朝一に「う〇ち」をするのが習慣だ。まずはこれを除去することが朝一番の妻の仕事のようだ。
では交換してみようじゃないか。
しかし「う〇ちしたんだろ?パンツ替えるぞ」と娘に伝えてみると、早速でたぞ。
「いや!!」
(ほっほー。これが噂に聞くイヤイヤか)とさすがにまだまだ余裕しゃくしゃくの私。すぐにイライラする妻とは違いできる男はこんなことで「イライラ」はしない。
「いやじゃないだろ。う〇ち挟んだままで一日過ごすのか?」と娘に聞くと再び「イヤ!!」という回答だ。
(挟んだまま過ごすのか?という問いにいや!ほら。やっぱりそうじゃないか。お前もやっぱり気持ち悪いんだろう。う〇ちを挟んだままの状態が)と思いながら、このままでは朝一番から埒が明かないと思った私は、半ば強引に娘のパジャマを脱がしたのである。しかし!どうやらこれがまずかったようだ。
自分でやりたい娘
脱がした途端に「〇〇がやるのーー!!」とぎゃん泣きが始まってしまった。どうやら最近は服を自分で脱ぐ習慣がついてきているようで、他の人に脱がされたのがとても気に食わないみたいだ。
そしてこのとき私は早くもこう感じてしまったのだ。
ただでさえ声が大きい娘のぎゃん泣き声に「いらっ!」とする心が自分の中に生まれてしまったことを。
しかしここはまだ堪えるしかない。まだ早すぎる。この時点でイライラするなんてこの先おそらく身が持たない。
かすかなイラ立ちを自分の心の中に感じたがその気持ちに無理やり蓋をし、もう一度やり直すために「う〇ち」は挟んだまま娘のパジャマをはかせる。
内心はもちろん「いや。う〇ちとってないし。効率悪いし」と思っている。しかしここは堪えるしかない。
そして娘にもう一度こう声をかけたのだ。「じゃ自分で脱げ」と。しかしそれにたいする娘の答えが「イヤ!!」である!その返事を聞いた瞬間、わたくしはこうハッキリ感じたのである。
「こいつイライラする!」と。そうである。子育てを積極的にはじめものの10分で「イラっ!」としたのである。ものの10分で。
自分でやりたい娘再び
「自分で脱げ」「いや!」このやり取りを数回繰り替えし、なんとか自分でズボンを脱いだ娘。そこで私は履き替えるおむつとおしり拭きを取りにいったのである。
その二つを持ち娘の元に戻ると「じゃなくってーー!」と再びぎゃん泣きを始める娘。意味が分からない「じゃなくってーー!」って何がだ?「じゃなくってーー!」どうやら「そうではない!」と言いたいようである。
「何がそうでないのだ?」と娘に聞いてみると、どうやらおむつとおしり拭きを取ってくるのは娘の仕事になっているようなのだ。
(なるほど。もう何でも自分でしたい年頃なのか)と理由が分かれば対応のしようがある。もう一度やり直すためおむつとおしりふきをもとの位置に戻す。そしてそれを娘に取りに行かせたのである。
ここでようやく「う〇ち」を除去できる体制が整ったわけである。この時点でぎゃん泣きが2回。すでにこの時点で最初の「子育てぐらいなんてことはない」という強気の姿勢は消え失せ、これからの先のことに不安が募っている。
そういうことだったのか
そんな娘を転がし何とかおむつ交換を済ませると、僕は自分が用を足すためトイレに入ったのである。そうだ。娘のおむつを交換する間トイレに行きたくても我慢をしていたのだ。しかも大だ。
トイレに入りすっきりし「ふぅーすっきり」とトイレトッペーパーを取ろうとすると・・ない。紙がない・・ないじゃないか!芯しかない!
このとき私はハッキリ妻にこう感じたのである。
「なくなったならトイレトペーパー交換しろよ!イラっ!!」と。
そして私はこの瞬間悟ったのである。
そうかこういうことだったのか。
妻がトイレットペーパーを交換しない俺になぜイラっとするのかを。
トイレットペーパーがないことにイラっとくるのではない。
そこに行きつくまでにいろいろとイラっとくる要素がたくさんあるのだ。それを我慢しているのだ。子どものため堪えているのだ。
おむつを交換しただけですでにこの状態である。おそらく子育ては我慢の連続だ。今後まったく自分のペースで進む事はないのだろう。おむつ交換するだけでこれである。自分のペースで事が進まないことがこんなにイライラすることだったなんて。
自分のペースで物事が進まないストレス
「イヤイヤ期のあの小娘」を頭ごなしに叱るわけにもいかない。寝かしつけの記事でも書いた通り2歳児は規則性を学んでいる時期である。自分のペースで事が進まないにしてもグッと我慢するしかない。それができる男だ。
しかし自分のペースで事が進まないことがこんなにストレスになるとは。
これをいつもの妻に当てはめてみるか。おむつを交換するだけですでに我慢の連続である。すでにイラっとくる要素が少なくとも俺でも二つもあった。そんな気持ちを何とか我慢しつつ自分が用を足すためトイレに入る。するとそこには紙がない。その原因は俺である。
そうか。そういうことか。これは旦那である俺にイライラして当然だ。子供のためにイライラする気持ちを抑え何とか事を進めた後に、旦那の不祥事である。
2歳児相手なら「イライラする気持ち」をグッと堪えるが、そんな気持ちは旦那には持つ必要はないだろう。言うならば2歳児相手にグッと堪えたイライラを倍乗せし、イライラさせる旦那にぶつければいいのだ。
少し前に流行った。これだ。
「倍イライラだ!」
そう考えるとやはりトイレットペーパーの交換ごときなんてなめてはいけなかった。ごときではなかったのだ・・。
先回りしなければいけない
ここから朝ごはんを作り娘を着替えさせるという行為があったのだが、おむつ交換だけでブログをこんなに書いてしまった。今日はもう疲れた。この続きは次回にしよう。全部書くと丸1日はかかりそうだ。
そしておむつ交換を通りしての「子育てってイライラするのか」という問いだが、当たり前だが「イライラする!」
これが俺の答えだ。
子育てというものは四六時中するとかなりイライラするだろう。
これからは生活するうえで妻が困りそうなことは俺が先回りしイライラする要素を潰してあげることがとても重要になりそうだ。
それが妻のためだ・・。あいつがこんなに頑張っていることも知らずに・・。
俺ってやつは・・(涙)