
昔は、離婚といえば、旦那の暴力や金銭問題、さらに不倫や浮気といった理由がほとんどでした。
しかし、今回ご紹介する離婚理由ランキングを見ていただくと分かる通り、旦那に対して妻側の離婚を決意する理由は、かなり多様になっているようです。
しかも、旦那側にも妻に対していろいろな離婚したい理由が存在します。
今回は、妻・旦那がそれぞれ主張する離婚理由をランキング形式でご紹介していきます。
離婚理由ランキングTOP10!
まずは最初に、それぞれの離婚理由を一覧で見ていきましょう。次のような内容が離婚理由となっています。
妻側
- 会話がない
- 旦那が浮気している
- 夫婦喧嘩が絶えない
- 夜の生活がない
- 旦那がギャンブルにのめり込んでいる
- 父親としての責任感がない
- 私はただの家政婦? 考え方や価値観があまりにも違いすぎる
- 旦那からの暴力や脅迫
- 旦那に気持ちが通じない
旦那側
- 性格の不一致
- 家の中に安らぎがない
- 妻がすぐキレる
- 妻の暴言、暴力
- 離れた方が子供のために良いから
- 夜の生活がないし、その気にもならない
- 妻が実家にいつまでも依存している
- 妻に愛情を感じない
- 妻との会話が成立しない
- 我慢してまで二人でいる意味を感じない
離婚理由ランキング(妻側)
では次に、妻側が主張する離婚理由を詳しく見ていきましょう。世の妻たちは、どのような思いや考えで離婚を決意するのでしょうか。
1. 会話がない
妻側の離婚理由ランキング、第1位はこれです。
夫婦の会話がない。
これは女性にとってかなり辛い状態です。なぜなら女性は、男性よりもおしゃべりですし、話を聞いてもらいたい、わかってもらいたいという思いが強いからです。
それなのに、夫婦の間に会話がないとしたら妻はどうなるでしょうか。なんでも話せる友人でもいればまだいいでしょうが、そんな人もいなければ、それこそ誰にも話せないまま、うつ状態になってしまう人もいます。
女性にとって夫婦の間に会話がない状態は、男性が思っている以上に深刻なことなのです。
2. 旦那の浮気
妻側の次の離婚理由はこれです。
旦那の浮気。
これは、どの年代になっても夫婦にとってもっとも深刻な危機を招きます。例えば、20代、30代の若い夫婦によくあるのは、妻が妊娠中や実家に戻っている間に旦那が浮気しているというケースです。
旦那の浮気という事実を見つけてしまった妻は、本当にショックです。旦那たちは妻には絶対わからないように行動しているつもりでも、妻は旦那の微妙な変化にも敏感です。
自分以外の女性がいるとわかった妻は絶対に許せないと思い、旦那を汚らわしい存在とさえ感じるようになります。
心を開いて旦那と交わることもできず、夫婦の関係は急激に冷めていきます。
3. 夫婦喧嘩が絶えない
次の離婚理由はこれです。
夫婦喧嘩が絶えない。
子供がまだ小さいうちは、育児と家事だけで妻たちはクタクタです。そんな妻の事情を知ってか知らずか、旦那までイライラするような態度をとると、妻はカッとなってつい大きな声を上げてしまいます。
旦那にだって理由はあります。仕事でストレスが溜まって疲れているので、家の中くらいいいだろうと思って黙りこくったり、ふて寝をしたりしたくなります。
ところが、妻にはそれが気にいりません。
私がこんなに大変なのに、どうしてあなたは寝てばかりいるの?と、つい強い口調で食ってかかります。
俺だって仕事で疲れてるんだ。おまえだけが疲れているわけじゃない、旦那が言葉を返せば、そこから先は喧嘩になります。
来る日も来る日もこんなことばかり繰り返していたら、旦那も妻も結婚生活が嫌になってしまいます。
4. 夜の生活ががない
次の離婚理由はこれです。
夜の生活がない。
これも妻にとって深刻な内容です。旦那はわたしを本当に愛しているんだろうか。わたしのことを一体どう思っているのだろうか。
それでも妻が若いうちはまだ、そのうち何とかなるだろうと成り行き任せにできるかもしれません。
それが、出産のタイムリミットが近づく30代後半ともなれば、子供が欲しい妻の焦りは一段と増します。
それが妻のイライラを加速させ、夫婦関係はもっとギクシャクしていきます。
5. 旦那がギャンブルにのめり込んでいる
次の離婚理由はこれです。
旦那がギャンブルにのめり込んでいる。
旦那は、せっかくの休みなのに朝からパチンコに出かけ夜になって帰ってきます。お金も何万という額を負けてくるのです。
はじめは、月に一回や二回だったのに、それでは済まなくなり回数が増えていきます。平日でも仕事帰りにほとんど毎日パチンコ屋に寄ってきます。
もちろん、出費が増えますから家計を圧迫します。
こうなると、家計を守る妻にとっては明日の生活も不安になり、絶えずストレスがかかるようになります。
子供の教育資金まで考えると見通しが立たず、いっそ離婚した方がいいのではないかと思い始めます。
6. 父親としての責任感がない
次の離婚理由はこれです。
父親としての責任感がない
妻たちは、生涯の伴侶である旦那が頼れる立派な存在であって欲しいと願います。
さらに子供が生まれると、子供を守りたいという母性も作用して、あなたはこの子の父親なんだからしっかりして!という気持ちがさらに強くなります。
しかし旦那たちは、子供が生まれてもすぐには父親の気持ちにはなれません。少しずつ父親らしくなっていくのですが、そのことが妻には理解しにくいため、早く頼りになる旦那、父親らしい旦那になってほしいと急ぎます。
そのようなギャップが妻と旦那の間に溝を作っていきます。そのままにしていると、この旦那では子供を幸せにできないという思いも湧いてきて、離婚を考え始めます。
7. 私はただの家政婦ではない
次の離婚理由はこれです。
私はただの家政婦ではない。
結婚するまでは、これ以上ないくらい、やさしくしたのに、釣った魚に餌はいらないとばかりに、結婚したとたん愛情表現もいなくなる。そん旦那がいます。
いくら惚れて結婚した妻でも、私はこの人のただの家政婦なのかしらと、夫婦関係に疑心を抱くようになります。
こんなはずではなかった。夢も希望もない。結婚生活にはもううんざり。このままで人生を終わりたくないと、離婚を考えはじめます。
8. 考え方や価値観があまりにも違いすぎる
次の離婚理由はこれです。
考え方や価値観が違いすぎる。
最初は、日常のちょっとした食い違いを感じるくらいで、夫婦にとってそれほど大きな問題だとは思わないかもしれません。
ところが何度も繰り返されていくうちに、本当は旦那とはとてつもなく考え方や価値観が食い違っているのでは?と思えてきます。
そして、何かあるたびに、もうこの人とやっていくのは無理ではないかと迷い始め、最終的には離婚に至ります。
9. 旦那の暴力や暴言
次の離婚理由はこれです。
旦那の暴力や暴言。
昔は、これが離婚の理由のほとんどだったと思いますが、今でも深刻な事態につながることが多いのは変わりません。
ふだんは大人しくていい人なのに、いったんお酒が入ると人が変わったように暴れ出す。結婚するまではとても優しくしてくれたのに、結婚するや訳もなく妻のことに干渉し、暴力で抑えつけようとする。
子どもためにもう少し何かしてと訴えると、お酒はやめるから、もう暴力は振るわないからと誓うが、また同じことを繰り返す。
こんなことが続いて、これ以上付き合えない、別れたいと訴えると、目の前で自殺までしようとする旦那までいるのです。
10. 旦那と気持ちが通じない
妻側の最後の離婚理由はこれです。
旦那と気持ちが通じない。
いつ頃からか旦那に対して何の愛情も感情もわかない自分に気づき、こんなことではいけないと思って旦那に働きかけます。
ところが、旦那から返ってくる反応にますます気持ちは冷え込むばかりです。
思い切って話しかけてみても、そんな妻の気持にはまったく気づかない旦那。もう、この人とは気持ちを通わせ合うのは無理だと諦め、成り行き任せにします。
そうしているうちに、妻の心には旦那に対する愛情のかけらもなくなってしまいます。
離婚理由ランキング(旦那側)
次は、旦那側から見た、離婚理由ランキングです。旦那はどのようなことを思い・考え、離婚を決意するのでしょうか。
1. 性格の不一致
旦那側の最初の離婚理由はこれです。
性格の不一致。
旦那たちの口からよく出てくるのが性格の不一致という言葉です。でも、よく聞いてみると、不一致というよりは、性格の違いを理解できず、合わせることに疲れたという感じです。
性格の違いには男女の違いや価値観の違い、生い立ちの違いなど、結構複雑な要素が関与していますが、これが旦那から見た離婚理由の一番にあげられるようです。
2. 家の中に安らぎがない
次の離婚理由はこれです。
家の中に安らぎがない。
「家に帰りたくない」、日々このように思う旦那が増えています。
安らぎのない家に帰っても疲れは癒されない。それで、仕事は5時、6時に終わってもまっすぐ帰ろうという気持ちになれない。
そうなると、遅くまでパチンコや飲み屋で時間を潰し、遅くなってから帰宅します。
妻は最初、仕事で遅くなっているものと思っていますが、だんだんそうではないことに気づきます。自分が育児や家事でこんなに疲れ果てているのに何やってるのよと、溜まったストレスを旦那にぶつけます。
すると、旦那はますます嫌気がさして家に帰りたくなくなります。外で神経を使い果たした旦那たちが家庭に求めたいものは、旦那としての居場所であり安らぎなのです。
3. 妻がすぐにキレる
次の離婚理由はこれです。
妻がすぐにキレる。
ちょっとしたことで妻はすぐにカーっとなってキレる。そうなるともう自分の感情を抑えきれなくなる。
落ち着いて話そうとして何気なく言った一言にまたキレる。そんな妻との付き合いに、旦那は疲れ果ててしまいます。
最近は、こんな妻が増えている傾向にあるようです。
4. 妻の暴言、暴力
次の離婚理由はこれです。
妻の暴言、暴力。
旦那の暴言や暴力が夫婦関係を壊すことは昔からあったことですが、今は、妻の暴言に傷つき、妻の暴力で傷を負う旦那が増えています。
妻は、デリケートで傷つきやすい男性をこれでもか、これでもかと暴言を吐いて打ちのめします。
それでも旦那はじっと耐えていますが、心はしだいに家庭を離れ、安らぎと癒しを外の世界へ求めるようになります。
自分のしたことに妻が気づいたときは、すでに時遅しという感じです。
5. 離婚したほうが子供のためによいから
次の離婚理由はこれです。
離婚したほうが子供のためによいから。
少し前までは、子供は夫婦のかすがいと思われていました。どんなに夫婦関係に不満があっても、子供のために頑張らなければと思うと、離婚にまでは至らず、踏みとどまることができました。
ところが、最近の旦那は「離れたほうが子供たちがまともに育つ。こんなに喧嘩ばかりしている姿を見せる方がよくない」と考える傾向にあるようです。
たしかに、妻と喧嘩ばかりして、旦那自身が疲れ果てると、子供たちだって、きっと幸せにはなれないだろうと思うのかもしれません。
6. 夜の生活がないし、その気にもならない
次の離婚理由はこれです。
夜の生活がないし、その気にもならない。
妻側の離婚理由でもランクインしていたこの理由。妻に対して、まったくその気にならない、それどころか嫌悪感すら感じるという旦那までいます。
妻が近づいてくると、どうしようもなく拒否したくなるというのです。当然ながら拒否された妻のほうは、ショックで悩んでしまいます。
それでも妻とは寝たくない旦那は、もっと相性のいい相手がいるのではないかと、離婚を決意するのです。
7. 妻が実家にいつまでも依存している
次の離婚理由はこれです。
妻が実家にいつまでも依存している。
子離れしない親と、親離れしない娘がいつまでも依存し合っている。そんな女性が結婚すると、夫婦に何かあるたびに妻はすぐ実家に連絡し、相談します。
夫婦間のことはすべて妻の実家に筒抜け状態です。これでは、旦那たちはいったい自分は誰と結婚したのかと思ってしまいます。
夫婦間の問題だから、できるだけで夫婦で解決したいのに、妻は同じ土俵に立って一対一で向き合ってくれない。
そんな妻に対して、旦那の心はどんどん離婚へと傾いていくのです。
8. 妻に愛情を感じない
次の離婚理由はこれです。
妻に愛情を感じない。
妻に愛情を感じないどころか、増悪の対象でしかないという旦那たちがいます。
こんな旦那たちは、妻の日頃の態度にプライドを傷つけられながらもじっと我慢していたが、しだいに心が乾いてきて愛情どころか憎しみさえ覚えるようになるのです。
そして、そんな夫婦関係に限界を感じて、離婚を決意します。
9. 妻とは会話が成立しない
次の離婚理由はこれです。
妻とは会話が成立しない。
遅くまで仕事をして帰宅するやいなや、待ってましたとばかりに、機関銃のような妻のおしゃべりが始まります。
ときには、涙まで流して自分はどんなに苦しいのかわかってほしいと訴えてきます。
それでも余裕があるときは受け流しますが、心身ともに疲れ果て、ほっとしたいと思って帰宅したようなときは、妻の声を聞くのも苦痛でしかありません。
結婚する前は、こんな女性となら何を話しても楽しいと思えたのに、今は、一言言葉を交わすのも疲れるだけで、心が満たされることはない。
そう思いはじめて、旦那の心はどんどん離婚に向かいます。
10. 我慢してまで二人でいる意味を感じない
旦那側の最後の離婚理由はこれです。
我慢してまで二人でいる意味を感じない。
物があふれ、使い捨て社会の中で生活しているせいもあるのか、夫婦関係においても、「合わないから捨てる」という感覚で離婚を考える人が増えています。
この考えは、どちらかというと男性側に多い考えです。ビジネスの世界では、合理化、効率化のためにリストラを行われますが、夫婦についても同じように考え離婚という考えに至るのかもしれません。
夫婦が離婚したいと思う「ほんとうの理由」は3つ
離婚理由ランキングとして、妻側と旦那側のそれぞれの理由をご紹介してきました。
人によって「そんなことで離婚するの?」という理由もあれば、「そんなの即離婚でしょ」と思う理由もあったかと思います。
ただ言えることは、妻たち、旦那たちが離婚を決意するほんとうの理由は、次の3つであるということです。
妻側のほんとうの離婚理由
- 旦那としての思いやり、やさしさを感じられない
- 旦那と会話がうまくできない
- 夜の生活がない
「思いやり、やさしさを感じられない」、これは妻にも旦那にも共通する離婚したい理由です。
妻側の残りの2つの理由は「旦那と会話がうまくできない」「夜の生活がない」です。
妻は旦那に話を聞いてもらいたい、わかってもらいたい、受け止めてもらいたいと常に思っています。ですから、それが夫婦の間でスムーズにいくと、妻は本当にスッキリします。
しかし現実は、夫婦の会話は成り立たず、妻はいつもイライラ、カリカリしています。
旦那は旦那で、そんな妻と夜の生活をしたいとは思わなくなります。
結果、それがさらに妻を不安定にさせるのです。
旦那側のほんとうの離婚理由
- 妻としての思いやり、やさしさを感じられない
- 家の中に安らぎの場所がない
- 妻に女性としての魅力を感じない
旦那の離婚理由に「家の中に安らぎと居場所がない」があります。このように感じた旦那たちは、登校拒否ならぬ帰宅拒否になってしまいます。
一生懸命働いて家を支えているはずなのに、その家に帰りたくないのです。
旦那側のもう一つの離婚理由は「妻の女性としての魅力を感じない」ですが、このことの重大性に気づいていない妻はとても多いものです。
妻たちが疲れている事情もよくわかります。仕事を続けながら、子育てをし、家事もこなします。
これほど家族のために努力しているのに、女性としての魅力がないなんて言われたら。魅力ある女性になってほしいなら、それらしく扱ってほしいと言いたくもなるでしょう。
ですが、旦那は妻に女性としての魅力を感じたいと思っていることに変わりはありません。妻のなかに女性としてのやさしさ、気配り、そして美しさを求めているのです。
こんな話をすると、「家では旦那ができるだけ気ままにできるようにしているし、私も女性として振る舞いに気を遣っている」という女性がいます。
しかし、大切なのは、それによって旦那に対する思いやり、やさしさが伝わっているかどうかなのです。
離婚を決意する理由は夫婦それぞれですが、そこに至るまでに「お互いへの思いやり」を思い出すことができたらいいですね。
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