今回は、真夏でも長袖派の方、いやいや暑い夏はやっぱり半袖でしょ、そんなどちらの方にも役立つ、暑い夏をおしゃれに乗り切るための「クールビズワイシャツの着こなし」を徹底的に解説していきます!
目次
クールビズ姿はなぜダサくなるのか?
近年、夏、特に真夏になると「クールビズ」と称し、ビジネスマンのスーツ姿を見かける機会がグッと少なくなりました。ノーネクタイだけではなく、ノージャケットの人も増えました。
オフィスの電気代を節約しましょう。見た目にも体感的にも暑苦しいので、無理してジャケットを着なくてもいいです。ネクタイをはずしましょう。
そんなふうに始まったクールビズですが、逆にノーネクタイで、ノージャケットのスタイルがビジネスマンの悩みのタネになってしまいました。
スーツそのものについて何を着ればいいのかがわからない人はまずいません。スーツに必要なのは、ジャケットにスラックス、ワイシャツにネクタイ、ベルトに革靴ということは誰でも知っています。
ところが、いきなり「クールビズで夏場は軽装にしましょう!」と言われてとまどう人がとても多いのです。
とりあえずジャケットを脱いでおけばいいのかな?
本当にネクタイだけはずすの?
こんな居酒屋でリラックスしているような姿と同じでいいの?
結婚式の二次会帰りに見えたりしない?
僕は、クールビズが日本人を一気にダサくしたと思っています。クールビスはファッション的には「完成形であるスーツを崩す愚行」です。
腰位置を微妙に隠して足をスタイリッシュに見せてくれる「ネクタイ」を外し、腰位置を丸わかりにしてしまうように「ジャケット」を脱がせ、顔回りを小さく・格式高く見せてくれる「襟」をやめさせて寝た襟の「ポロシャツ」を着させる。
「画竜点睛を欠く」という言葉がありますが、これは物事を完成させるための、仕事の仕上げを忘れること。また、物事のもとも肝心なところが抜けていること。完成形を少しずつ崩してなんとも中途半端なスタイルにしているのがクールビズです。
崩してはいけないというグランドルールがあるにもかかわらず、あっさり崩しているのですから、かっこ悪くもなるのは当然です。
クールビズのワイシャツ姿をおしゃれにするには
とすれば、クールビスのワイシャツ対策はたった一つです。あくまで仕事の場での「カジュアル化」ですから、崩しすぎるとだらしく見えるだけ。崩せば崩すほど完成形から離れていき、野暮ったくなります。
「スーツという完成形からできるだけ崩さない」というのが、クールビズの正解。
なぜか多くの人は「クールビズだからこそ、なるべくカジュアルに」「ネクタイがないぶんワイシャツに何かデザインがあったほうが」と考えますが、それだとますます完成形から遠ざかり、スーツの魅力をどんどん削ぐことになります。
やるべきは逆です。
クールビズだからこそ、なるべくシンプルなもの、なるべくフォーマルなアイテム選びをすることで「崩しすぎない」ように心がけるべきなのです。
ワイシャツは白くツヤがありシンプルで細身のものがベストです。要はスーツをシンプルにカッコよく着こなしていれば、クールビズだからと言って何かを変えたり加えたりする必要はありません。
一番やってはいけないのが、クールビズだからと言って、急にワイシャツなどに色や柄、無駄や要素を入れてしまうことです。
クールビズワイシャツのおしゃれな着こなし
こちらの記事でも詳しくご紹介していますが「なるべくスーツの完成形に近づける」が基本ですから、ワイシャツは白シャツがベストなのは間違いありません。
関連記事>>【絶対に満足!】ワイシャツおすすめランキング厳選TOP13!おしゃれで安い!着心地抜群のシャツはこれだ!
襟と袖をキメるクレリックワイシャツ
しかし、ワイシャツ1枚になるクールビズで、毎日、白シャツというのも面白みがないと感じるのもわかります。それになんとなく寂しいという不安になる気持ちもわかります。
そこでクールビズのワイシャツとしておすすめなのが、しっかりおしゃれに見えて、かつドレスを崩さないクレリックシャツです。
クレリックシャツとは、襟と袖の部分が白いシャツで(白ではないものもあります)、牧師などが着用していた服に似ていたことから、クレリック(聖職者)という名前がついています。
色が違う部分が「襟と袖」ということで、人の視線がとまる二箇所が切り替えられているというのが最大のポイントです。
襟(首元)は目につくところなので、ネクタイをはずすVゾーンがとたんに寂しく見えます。だからといって、襟に派手な柄を入れると子供っぽくなりダサくなる。
袖口も考え方は同じです。ワイシャツとしての本筋を崩してしまいます。
クレリックのように襟と袖口にシンプルな切り替えがあることで、ネクタイがなくてもカバーすることができます。全体的に寂しい印象を与えることなく、ノーネクタイでもさわやかで誠実な印象を与えることができます。
クールビズをおしゃれに着こなしたいなら、クレリックシャツは数枚持っているといいでしょう。もちろんクールビズだけではなく通年でも使えます。
色はやはり薄いブルーや薄いピンクがおすすめで、ストライプも細いものを選ぶことで完成形を崩しすぎないスタイルにできます。
サックスブルーのクレリックワイシャツ
クレリックシャツの王道は薄いブルーと言えます。涼しげでさわやかさもでるのでクールビズシャツとしてかなりおすすめです。
ライトグレーのクレリックワイシャツ
グレーもドレスライクな印象から遠ざからずに使いやすい色です。おしゃれ初心者にも抵抗なく着られるはず。
襟が水平になっているホリゾンタルワイシャツ(カッタウェイ)
クールビズ用ワイシャツとして次におすすめするのは、ホリゾンカラー(襟)のワイシャツです。一般的なワイシャツとホリゾンタルカラーシャツとの違いは、襟の開いている角度です。
襟の形はおもに角度でわけれらます。英版の形のレギュラーカラー、襟の開きが90度前後のセミワイドカラー、襟が100度から120度開いたワイドカラー、そして、襟の開きがほぼ水平、または180度以上ある、ホリゾンタルカラー(カッタウェイ)です。
「スーツ+ネクタイ」の場合は、レギュラーカラーの白シャツが定番ですが、ネクタイをはずし、かつ一番上のボタンを開けると、襟がクシャクシャと遊んでしまうという難点があります。
些細なことだと思うかもしれませんが、これだけで全体の印象はずいぶんとだらしないものになってしまいます。
ホリゾンタルカラーなら襟のサイズも少なく、しっかり自立しているのでネクタイをはずしても襟が遊ばず、ボタンを開けても様になるのが特徴です。
これだけで、クールビズの印象も大きく変わります。ちなみに、会社でノーネクタイが推奨されていても、僕はネクタイをするべきだと思っています。
白いワイシャツ1枚になったときでも、ネクタイを着用していれば体の中心にラインが生まれ、引き締め効果となって体型をきれいに見せてくれます。ですが、ノーネクタイになると、その効果もなくなり、だらしくなく見えてしまいます。
もしも、「自分だけネクタイをするとちょっと浮いてしまうんじゃないか」と不安に思うのでしたら、ニット素材のものを選んでみてはどうでしょう。
ツヤツヤに輝くシルクネクタイではなくニットタイを選ぶことで「クールビズ」に見えるはずです。ニットタイでホリゾンタルカラーのシャツにすると、少しクラシカルさが出るので、周りの着こなしとは差がつきおすすめです。
クールビズにはニットタイ
無地やシンプルな柄が多いので、お好みの色や柄を選べば問題ありません。クールビズ用に数本持っておけば、毎日の服選びも楽しめます。
白のホリゾンタルワイシャツ
ホリゾンタルカラーならネクタイがなくても、人の目にとまりやすく首元がだらしなく見えません。白シャツは夏の必須アイテム。
サックスブルーのホリゾンタルワイシャツ
ブルーのほかにも、薄い色のペールピンクもおすすめです。
クールビズワイシャツのおしゃれな着こなしとして、クレリックシャツとホリゾンタルシャツをご紹介しましたが、もしこのようなシャツを購入したい方は、僕が愛用しているオリジナルスティッチがおすすめです。
こちらで詳しく解説していますので、よかったら一度確認してみてください。
続きはこちらへオーダーワイシャツは「Original Stitch」が超おすすめ!あなたにもこの良さをぜひ実感してほしい!
ポロシャツなら台襟があるものを
最近、真夏になるとワイシャツではなくポロシャツをクールビズとして着ているビジネスマンも増えてきました。
特に暑い日など、長袖シャツでだらだら汗をかいたり、汗でワイシャツが肌にはりついたりしているよりかは見た目にもさわやかで涼しげなので、「ポロシャツ推奨」の企業や職場も増えてきています。
そもそも、白いドレスシャツとスラックスをそのまま切るのは本来、バランス的あまり美しくありません。それは、ジャケットを脱ぐことで腰位置(ベルト部分)があきらかにわかってしまい、「胴長短足」に見えてしまうから。
その点から考えると、着丈部分で腰位置を隠せるポロシャツは全体のシルエットをスラっと見せるためには使い勝手がいいアイテムだと言えます。
しかし、ここで忘れてはいけないのが、ポリシャツといえど、あくまでドレスシャツの代わりだということです。
「真夏はポロシャツでもいいですよ」といわれ、特に何も考えず「スポーツタイプ」のポロシャツを着ている人がいますが、これは絶対にやってはいけない選択です。
スポーツタイプのポロシャツは、スポーツをするときに着用していたシャツの簡易版として発展したものなので、暑苦しくなく、動きやすく、汗がたまらないように、首回りがシンプルに作られています。
つまり、ワイシャツに見られる台襟(襟の部分を支えて高さを出す部分)がなく、首回りがくっついているものが一般的です。
台襟がないと襟の高さがなく、ワイシャツの象徴的存在である襟が目立たず首元と一体化してしまいます。どちらかというとTシャツのような首回りのデザインとなってしまうのです。
一方で台襟があるポロシャツは、襟の高さが生まれ、顔の近くまで襟が届き目立つようになります。どちからといえばワイシャツに近いデザインになります。
スーツの場合、襟の高さがないとバランスが崩れてしまいます。礼服ほど襟は高くなるし、ネクタイを締めて高さを調整します。ここに高さがないとかっこよく見えないわけです。
クールビスは「いかに完成形であるスーツから離れないか」がダサく見せない一番のポイント。同じポロシャツでも台襟があるものを選ぶことで「よりワイシャツに近いイメージ」でドレスライクな印象を作ることができるのです。
ちなみにユニクロでは、台襟があるポロシャツを毎シーズン扱っています。品名に「シャツカラー」と入っているのがそれです。
襟だけで印象が変わるのか?と思うかもしれませんが、ぜひ一般的な台襟なしのポロシャツと、台襟があるポロシャツを試してみてください。
シャツカラーの方が大人っぽくスーツライクな表情に気づくはずです。クールビズで着用するなら、台襟のあるポロシャツを選ぶことをルールとして決めておきましょう。
クールビズ用ワイシャツに半袖は着なくていい
ポロシャツがいいのであれば、「半袖のワイシャツはどうだろう?」と思われるかもしれませんが、可能であれば半袖は避けてください。
半袖のワイシャツは、フォーマルな長袖シャツの省略形に過ぎません。クールビズとはいえ、できるだけ本質からはずれないのが正解ですから、省略形を選ぶのはなるべくやめておきましょう。
半袖のワイシャツがダサく見える理由の一つが、袖の幅が太すぎるという点にあります。
もち肌で華奢な体型が多い日本人は、腕回りが太い幅の半袖ワイシャツを着てしまうと、よけいに腕が細く見え、頼りない印象を与えてしまいます。
日本人ほど着ませんが、欧米人は半袖ワイシャツを着ても、腕回りが筋肉隆々としているため、袖幅がピタリと腕にフィットしてたくましく見えます。これが僕たち日本人と彼らの大きな差です。
「じゃあ、袖幅が細い半袖シャツを選べばいいのか!」と思うでしょう。まさしくその通りなのですが、細い幅の半袖シャツを探そうと思っても、めちゃくちゃ少ないのが現実です。
ですから、長袖を選んだほうが楽ですし、正解です。
すでに持っている半袖ワイシャツを活用したい、なんとかかっこよく見せたいというなら、半袖を詰めるというのも手です。全周で1~2センチ詰めるだけでも印象はずいぶんと変わってきます。
お直し台も高くはないので、気になる人は一度試してほしいテクニックです。それだけで野暮ったいクールビズから脱却できます。
クールビスのワイシャツはあえて長袖を着て、袖まくりを
スーツの正しい着方で言えば「袖をまくる」という作法はNGです。
しかし夏場でそれをいうのはさすがにかわいそうなのと、暑くて我慢できないからと袖幅がブカブカな半袖シャツを選ぶぐらいなら、長袖シャツの袖をまくったほうが体型をカバーできますし、半袖ほどカジュアルにならずおしゃれに見えます。
普通の「袖まくり」はわざとらしくなる
まず、普通にロールアップするまくり方があります。もっともシンプルな「袖まくり」。ジーンズのロールアップと同様順々に折り返していくもの。
簡単なのはいいですが、どうしても不格好になってしまうときがあります。ワイシャツのカフスの幅で折り返していくと少々「幅が太く」なることが多く、わざとらしくなってしまうのです。
クールビズには「ミラノまくり」がおすすめ
ここでは、イタリア人が好んでやる袖まくりの方法「ミラノまくり」を紹介します。折り返し部分がフィットしやすく、目の錯覚を利用してたくましい腕み見せてくれるのがこの方法です。
さきほどもお話したとおり、日本人は腕回りが欧米人に比べて華奢です。ですから袖まくりする際にもなるべく腕にフィットするようなまくり方をしてあげると、欧米人のように様になるワイシャツスタイルが完成します。
まず袖口を折り曲げ、折り返したままググっと肘下あたりまで引っ張ってきます。
次に、肘下あたりまで持ってきた袖の折り返し部分を、もうひと折りします。折り返しは2~2.5センチくらい。これで「二重」になるため、腕回りにピタリとフィットするわけです。
袖の長さはお好みで調整していいですが、基本的には「肘ちょい下」くらいが美しいバランスに見えます。袖をまくったときに一番の難点は「すぐに落ちてくる」ことですが、二重に折ることで固定されやすくなり、歩いてもあまりずり落ちてくることもないでしょう。
クールビズに。ワイシャツインナーはこれが最強
クールビズに質の良いワイシャツを着るにあたり、中にどのようなインナーを着るのかも重要な要素です。特に気温が上がる夏は、ワイシャツに汗ジミができ、ニオイを発するなど困ったことも起こります。
そこで活躍するのが、吸収速乾などの機能をもつワイシャツインナー!クールビズには必須のアイテムです。
暑い夏を快適に乗り切るための「ワイシャツインナー」、オシャレ性も重視したものをご紹介していますので一度チェックしてみてください。
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クールビズのおしゃれなワイシャツの着こなし方法をご紹介してきましたがいかがでしたか。
最終的に一番大切なポイントは、ポロシャツがクールビスアイテムとしてどうなのかの中でご説明した通り、クールビスは「いかに完成形であるスーツから離れないか」を意識することです。
こちらの記事でも詳しくご紹介していますので「なるべくスーツの完成形に近づける方法」を確認してみてください。
続きはこちらへ>>【絶対に満足!】ワイシャツおすすめランキング厳選TOP13!おしゃれで安い!着心地抜群のシャツはこれだ!
こんなワイシャツの着こなしはアウト!
あなたもアウトなワイシャツの着こなしをしていませんか?またはワイシャツに対してこんな悩みをお持ちではないでしょうか?
- 素材が悪いから?着心地が良くない!
- 着ているとすぐに嫌なニオイがする
- サイズが合わないからダボダボでイケテない
僕も昔はもっぱら、こんな悩みを抱えながら仕事をしていたんですよね。
この中でも特に「サイズが合わない」というのは既製品のワイシャツにはよくある話で、多くのビジネスマンがこのようなワイシャツを身につけています。
こんな画像のおじさんですね。あなたもその一人ではありませんか?もしあなたが、こんな「ダボダボのワイシャツ」を着ているなら要注意!
特にビジネスマンはワイシャツ1枚が、あなたに対する周囲の評価を決めているのです。
ワイシャツを侮ってはいけません。ワイシャツはビジネスマンの命なのです。
もし少しでも気になるところがあるなら、ぜひ次の内容をチェックしてみてください。
徹底解説!>>オーダーワイシャツは「Original Stitch」が超おすすめ!あなたにもこの良さをぜひ実感してほしい!
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