一人っ子がかわいそうな理由とその解決法をまとめました。

一人っ子って本当にかわいそうなのか。今回は一人っ子育児に悩む方にその悩みを解決する手段をご紹介します!

一人っ子育児に何か問題があるとしたら、母親が過度の不安に陥りやすいことです。

まずは、母親自体が「自分が不安になりすぎていないか」と認識すること。それがとても重要で、一人っ子の子育てがうまくいく第一段階になります。

もっとも、「それなら過度の不安を持たないようにしよう」と決心したところで、一人っ子育児の不安がすぐさま消えるモノでもありません。どう不安を解消していくのかが、一人っ子の母親にとって、重要なテーマになります。

今回は、そんな一人っ子育児に不安を持つ方に、「一人っ子って本当にかわいそうなのか?」をテーマに話を進めていこうと思います。

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「一人っ子ってかわいそうかも?」その不安を解消するには

一人っ子育児の不安に限らず、何かの不安を解消したいときは、不安の正体から目をそらさないことが、何より重要です。

まずは、自分が抱く不安が事実に即したものかどうかを、きちんと見定めましょう。事実でなければ、おびえもプレッシャーも罪悪感も、持つ必要はまったくありません。すっぱり忘れてしまってください。

もうひとつは、もし不安となる要因が事実として存在したとしても、必要以上に焦らず、冷静に解決策を講じることです。

「一人っ子がかわいそう」な理由とその解決法

なぜ「一人っ子はかわいそう」という論調になってしまうのか。実は、その理由は、いくつもあるわけではありません。まとめると、次の代表的な3つに集約されます。

  • 理由1 「きょうだいがいなくてかわいそう」だから
  • 理由2 一人っ子は甘やかされて育ってしまうから
  • 理由3 子育て経験が少ない両親に育てられるから

これらの理由とその解決法を一つ一つ掘り下げてみたいと思います。

「きょうだいがいなくてかわいそう」だから

「一人っ子なの?きょうだいがいなくてかわいそうね」

一人っ子がかわいそうな理由として良く耳にする言葉です。そして、この言葉を聞くたびに、一人っ子の母親はカチンときたり、「そうかも」とくよくよしたりしてしまいます。

しかし、一人っ子であることは、本当にかわいそうなことなのでしょうか。

確かに、きょうだいがいた方が、話し相手になるでしょう。また、親のしつけがうまくいけば、きょうだいが助け合うようにもなるでしょう。

将来的なことを言えば、きょうだいがいれば、親の介護を分担できるかもしれません。一人っ子ならば自分しか介護役がいないわけですから、責任と負担の重さという意味では、「ひとりはかわいそう」と言ってもいいかもしれません。

しかし、それはすべて「きょうだいが仲が良い」という前提があってのこと。きょうだいそれぞれが独自の個性を備えていて、きょうだい間にも相性があります。

万が一、きょうだいの仲が悪かったとした場合、両親がどれだけ努力しても、できることには限界があります。きょうだい仲が悪かったときには、ゆくゆくは「きょうだい地獄」となることだってあり得るのです。

この理由の解決法

一人っ子がかわいそうな理由その1、「きょうだいがいなくてかわいそう」だからを解決する手段は、さきほどもお話した通り、きょうだい仲について考えてみることです。

すべてのきょうだいが仲良しとは限らない

これははるかに先の話にはなりますが、きょうだい仲が悪ければ、介護ならば押し付け合いになり、最後は遺産相続で泥沼の事態になります。

どんなに仲が良いきょうだいでも、まずは自分の生活や権利が大切ですから、介護や相続はもめごとのタネ。それで仲が悪いとしたら、まさに地獄です。

特に子供時代というのは、上の子が男の子であれば、圧倒的に強いものです。ただでさえ上の子が下の子を制圧しやすいのに加え、もしも上の子が癇が強かったり、発達障害を抱えて感情を制御しにくい状態であったら、どうなるのでしょうか。

クラスでいじめを受けたなら、学校を訴えられるし、いざとなれば逃げることができます。しかし、きょうだい間では逃げ場がありませんから、悲惨としかいいようがありません。

さらに、そういったきょうだい間に関係は、思春期以降も長く尾を引きます。決して大げさな話ではなく、素行の悪い兄が弟の貯金を勝手に使い込む、などということにもつながっていくのです。

きょうだいとは、みな仲が良いもの。そんな単純な話ではありませんし、根拠もありません。

きょうだい間より親子のコミュニケーションが重要

一人っ子がかわいそうな理由その1、「きょうだいがいなくてかわいそう」を解決するために、より具体的に考えてみましょう。

「一人っ子はかわいそう」という意見は、きょうだいがいない一人っ子は家庭内で子供同士のコミュニケーションが取れないからだと論点に基づいています。

これは、子供の孤独を癒してくれるのはきょうだいだけ、という発想から生まれます。何となく「きょうだいで遊ばせておけばいいや」と思っているだけで、いわば、親と子のコミュニケーションを無視した発想です。

きょうだいのコミュニケーションは、子供同士のことですから、基本的に未熟です。

特に男の子の兄弟の場合「力がある者が勝ち」の世界であり、上下の力関係が生まれます。下の子が「何くそ」と思える子なら見返してやろうとがんばりますが、そうでないと上の子の完全な支配下で自主性が削がれる可能性もあります。

逆に、上の子が優しすぎる場合は、日常会話や遊びをすべて下の子のレベルに合わせてしまい、自分の本来の年齢にふさわしいことをしなくなる、といった事態が生じます。これでは上の子は未熟になってしまいます。

子供コミュニケーションの場を作る

このようなきょうだい関係は自然と生じるもので、解消するには親の介入が欠かせません。

また、子どもというものは、ゼロから行動を起こして学びとることが難しく、親が経験させないことには何ひとつできません。「きょうだいがいれば人間関係の経験値が高まるだろう」というのは、勝手な思い込みにすぎないのです。

つまり、一人っ子でもきょうだいっ子でも、より良い経験をさせたければ、そこにはしっかりとした親子コミュニケーションがなくてはならないのです。

きょうだいがいなくて、コミュニケーション力がなくなるのが心配だったら、親がもっと話しかけてあげればいいだけです。もし、「この子には子供同士のコミュニケーションがもっと必要だ」と思ったなら、友達作りを促す対策を講じればいいだけのこと。

今は、SNSなどでも、手軽に友達とのコミュニケーションができます。また、学童クラブ塾、スポーツ教室など、「子供が集まる場」はいくらでもあります。

友達ができそうなサークルに入れてあげるということも可能でしょう。それで十分に、人間関係に経験を積むことはできるのです。きょうだい同士のコミュニケーションばかりを、あえて重視する必要はありません。

一人っ子は甘やかされて育ってしまうから

それでは次の「一人っ子はかわいそう」と言われる理由、一人っ子は甘やかされて育ってしまうからについて考えてみましょう。

一人っ子の母親は、「一人っ子はきょうだい経験が得られない」ということを深刻にとらえがちです。しかし、経験面で不利なところがあるのは、一人っ子に限りません。

たとえば、下の子が生まれたとき、上の子は必ず「母親の愛情を奪われる」というつらい体験を味わいます。この心の傷を癒すためには、「私はあなたを今までどおりたっぷり愛しているよ」という気持ちを、母親が上の子に対して、過剰なまでに示す必要があります。

これは見方を変えれば、母親がそのような対策を講じなければいけないほど、上の子が強いショックを受けやすい、ということでもあるわけです。

このときの対応を誤ると、上の子はその後もずっと、下の子に対する嫉妬を引きずります。不思議ですね、きょうだい仲を悪くする原因が、実は「きょうだいができた」ということに端を発しているわけですから。

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この理由の解決法

それでは、一人っ子がかわいそうな理由その2、「一人っ子は甘やかされて育ってしまうから」の解決法を考えてみましょう。

愛情の総量は同じ

きょうだいっ子はまた、親の愛情を十分に受けづらい面があります。どの母親に与えられた時間も、一日24時間。それをきょうだいが複数で分け合うのですから、愛情の総量としては、一人っ子の方がはるかに多いでしょう。

専業主婦の家のきょうだいの子と、働いている母親の一人っ子を比べても、親が子供にかける時間は、一人っ子の方が多いのではないでしょうか。親の愛情を独占できるという点で、一人っ子はずいぶん有利なのです。

過保護は愛情の証

一方でこの有利は、一人っ子の母親に「甘やかしすぎではないか」という不安をもたらします。

しかし過保護というものは、十分は愛情を与えているという点で、世の中で言われているほどに悪いことではありません。愛情不足になって人格に問題が生じるぐらいなら、過保護で甘やかしすぎの方がずっといいのです。

確かに、一人っ子は過干渉になりやすい環境にあるかもしれません。だからといって「愛情の量が多すぎるのではないか」と悩む必要はありません。

むしろ問題なのは、愛情の質です。甘やかしてわがままになるのが心配なら、その分、しっかりしつけをすればいいだけのこと。一人っ子だからわがままなのではなく、親がしつけをしないから、わがままなのです。

子育て経験が少ない両親に育てられるから

次は、一人っ子がかわいそう理由「子育て経験が少ない両親に育てられるから」について考えてみます。

一人っ子の母親は、自分の子育て経験がきょうだいっ子の母親に比べて少ないことについても、不安を抱きます。

しかし、考えてみてください。きょうだいっ子の母親だって、一人目を育てたときには、まったく経験がなかったはずです。その点で見てみれば、きょうだいっ子の第1子と一人っ子は、親の経験値という条件ではまったく同じです。

では、きょうだいっ子のふたり目以降と、一人っ子との比較ではどうでしょうか。

二人目だから、子育ての経験値は確かに豊かでしょう。しかし、母親の子育てがそれだけでうまくいくかといえば、一概には言えません。

一人目の子育てが運よく成功したなら、「ああ、このとおりでいいんだ」と、そのやり方を踏襲できますから「経験がある」ということは、それなりに有利です。

この理由の解決法

経験値は必ずしも子育てに役立つわけではない

しかし、一人目の育て方に満足できないときは、どうでしょう。

たとえば、期待どおり勉強してくれないとか、引っ込み思案だったとかで、第1子の子育てが母親の思うように進んでいないとき、「二人目は失敗しないようにしよう」と思っても、その方法はこれまでの経験からは引っ張り出せません。

何しろ、前の子育てはいわば失敗経験なのです。親の経験値は、一人っ子もきょうだいっ子の第1子も同じ。そして、第2子以降にそれを活かせるかについてじゃ、第1子の結果次第。

このことから考えると、「経験」というものを、そう深刻にとらえることはありません。経験がなくてわからないと思ったら、たとえば自分の親に聞いたり、小児科の先生に聞いたりすればいいことです。

子育ての勉強をするにも、一人っ子である方がきっと時間が取れることでしょう。

晩婚の親は人生の経験値が高くて有利!

一人っ子というのは、結婚が遅く、年齢が高い母親の家庭に多い傾向があります。それもまた、一人っ子には有利な要素です。親というものは、子育ての経験以上に、人生の経験が豊富であることが重要です。

子育てのその場その場で「あれをしていこうか」「これはどうか」という判断を下すとき、よりどころになるのは、母親自身の人生経験です。

「これをしていい」という判断は、子育ての経験だけでなく、社会の常識からも裏付けされるべきものです。人生経験が豊富で社会常識に詳しいほど、自分の判断を信じられる、というところがありますから、晩婚の母親には有利だと言えます。

結局は、一人っ子もきょうだいっ子も関係ない。

一人っ子がかわいそうと言われる理由と、その解決法を考えてきましたがいかがでしたか。

一人っ子の母親が抱く不安が、事実を見ないままに、想像ばかりを悪い方へふくらましてしまったものが少なくありません。しかし、ここまでお話してきた通り、事実にしっかり目を向ければ、こんな結論に至るはずです。

「一人っ子であってもきょうだいっ子であっても、良いところもあれば悪いところもある」

言い古された言葉ですが、結局はこれが真理です。一人っ子であるからといって、きょうだいっ子に比べて不利なことはほとんどありません。

もちろん、一人っ子が育つ環境は、きょうだいっ子とは違います。しかしそれは各家庭の個性であって、別に「特別なこと」ではありません。

にもかかわらず、母親が「一人っ子はかわいそうなのかな」と考えていると、本当にそんな子供に育ってしまいます。

「子育て環境はその家庭の個性。だから、いいところはうんと利用して、ダメなところは直していけばいい」

何につけても、そういう発想をしていきましょう。一人っ子の母親ときょうだいっ子の母親が、互いにないものねだりをしていても、何の解決にもなりませんよ。

一人っ子の性格について考えてみよう

世の中には「一人っ子はこんな性格」という、「色眼鏡」が存在します。その多くがマイナスイメージで語られることが多いため、一人っ子の母親は、「わが子もそうなりはしないか」と、どうしても過剰に反応しがちです。

ここではは、そんな一人っ子育児に悩みを持つ方向けに、一人っ子の性格を分析しながら、一人っ子への「色眼鏡」に対抗する方法をご紹介していきます。

一人っ子がこんな性格になるって本当なんですかね?

続きはこちらへ>>一人っ子の性格について考えてみる。内弁慶な性格になるのは事実です。 

一人っ子のメリットはこんなにあるよ

「一人っ子って結局いいの?悪いの?」そんな悩みを持つママに一人っ子のメリットを徹底的に解説していきます。

「一人っ子だからこんな性格なの?」

「やっぱりきょうだいがいないってかわいそうかも」

ここではそんな一人っ子育児の不安を吹き飛ばすために、「一人っ子でよかった!」と思える一人っ子のメリットをお話していきます。

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