
「確実に稼げる資格があるなら、チャレンジしてみたい!」
「もっと条件の良い会社に転職できる資格がほしい」
「いまの仕事に活かせて、将来的にも有望な資格ってあるの?」
「昔、苦労してとった資格があるけど、副収入につなげられる?」
「趣味でとった資格で、月に2、3万、かせげるとうれしい。その方法は?」
「子育てをメインにしながらプチ起業できるような資格をとりたい!」
この記事にたどり着かれた方は、このような思いを色々とお持ちだと思います。
資格は、キャリアップや自己実現を図るうえで、強力な武器になります。厳しい雇用環境でも、資格を武器にして、充実した人生を送っている女性の方は少なくありません。
一方で資格は、現実的に「ワンランク上の生活」を手に入れるための、とっておきのツールにもなってくれます。最近では、資格を活かして土日や夜に副業したり、プチ起業する人も増えています。
本業で大幅な年収アップを見込めないのであれば、副業で年に1回の海外旅行の費用だけでも稼げたら、かなりラッキーですよね。
この記事では、資格を稼げる資格に換える方法、そのコツを豊富な事例を交えながらお伝えしていきます。
これから資格を取ろうとしている女性の方は、どんな資格を取れば、自分の能力や資格を活かすことができるか、参考になると思います。
また、資格をすでにもっている女性の方は、「資格ってこんな風に活かせるんだ!」「昔とった資格が役に立つかも!」というヒントが得られるはず。
この記事が、厳しい環境でがんばっている女性のみなさんの人生やキャリアを輝かせるきっかけになれば、これほどうれしいことはありません。
稼げる資格を知りた~い!という女性の方はぜひ参考にしてくださいね!
目次
「稼げる資格」と「稼げない資格」の違い

稼げる資格がどんな資格なのかを見ていく前に、まずは「稼げる資格」と「稼げない資格」の違いを見ていきましょう。
意外かもしれませんが、資格で稼いでいる女性は、みんながみんな、すごい難関の資格を持っているわけでも、特別な才能のある人なわけでもありません。
このような方は実は、みなさんがすでに持っているような資格で、それを上手に使ってワンランク上の生活を実現しているのです。
しかし現実は、「資格で稼ぐ」ことができていている人は、一部の人に限られてます。大多数の女性は、せっかく資格を取得しても、それをうまく活かすことができずに、宝の持ち腐れとなっているのです。
「せっかく資格を取得したのに、仕事や就職でまったく役にたっていない」
「たくさん資格を持っているけど、お金を稼げていない」
こんなふうに、資格に裏切られた気持ちになっている方も、いらっしゃるかもしれませんね。
資格で稼げる人。
資格で稼げない人。
この差は、どこから生まれるのでしょうか?
それは一言でいうと、資格で稼げる人というのは、資格と「何か」を掛け合わせることが上手い人です。
もちろん、核になるのは資格ですが、それプラスアルファの「何か」が必要なのです。それによって、資格が武器になるかどうかが決まります。
資格で稼げない人は、「資格をとれば、キャリアップや収入増につながる」と考えがちです。
つまり、「資格取得=稼ぐ力」だと勘違いしているのです。
しかし、残念ながら資格を取得したからといって、すべてがうまくいく時代ではありません。たとえ弁護士の資格をとっても、仕事がなくて稼ぐことができていない人が世の中にあふれているのが現実なのです。
資格で稼げる女性は、ひとつの資格だけで勝負をしていません。
意識しているかどうかは別として、必ず「資格 ✖ ○○ = お金」という成功の方程式にしたがって、資格を活用しています。
「○○」の部分は、この記事でこれからご紹介していきますが、資格は掛け合わせ次第で、必ずあなたの心強い武器になり、稼げる資格に変わってくれるんです。
稼げる資格を見つけるために、まずは、「資格 ✖ ○○ = お金」という成功の方程式を覚えておいてくださいね。
これ、とっても重要。間違いなくテストにだします(笑)
資格コレクターが稼げない理由

ある大手人材派遣会社に調べによると、働いている人の84%が何かしらの資格を持っているそうです。
しかも、2つ以上持っている人は、67%もいるという結果がでています。
実は、資格を持っていない人のほうが少数派なのです。
あなたはどうですか?何かしらの資格を持っていますか?
しかし、「資格を持っていること」と「資格を活用していること」は大違いです。
資格を所有していても、それらを武器にして、稼げる資格に換えることができている人は、圧倒的に少ないのです。
資格を取りたくなる気持ちはわかります。
専門的な知識やスキルがないとビジネスで認めてもらいにくいですし、なにしろ資格をとると達成感があります。これまでの努力が認められたような気がして、嬉しいですよね。
しかし、ほとんどの人は資格をとることが目的になっていて、資格をどうやって稼げる資格に換えるかまでを考えている人はあまりいません。
これは男性も女性も一緒です。
これでは、いくら資格をたくさんとっても「資格コレクター」にすぎません。
僕の知り合いに、何となく興味があった「カラーアナリスト」の資格を取得した女性がいます。
フリーランスで働く彼女は、カラーアナリストの資格をとれば、「パーソナルカラー診断」の仕事ができると期待していたそうです。
しかしパーソナルカラー診断とは、人の肌の色や瞳の色といった身体的特徴から似合う色を診断し、アドバイスをするもので、もともとは、さまざまな人種が住んでいるアメリカで生まれた仕事です。
肌や瞳の色が似ている日本人にとって、パーソナルカラー診断の需要は、そもそも高くないのです。
その彼女は、カラーアナリストのほかには、まったく活用できない資格をいくつか持っていました。
彼女だけでなく、「こんな素敵な仕事ができたらいい」「興味のあることを仕事にしたい」という安易な気持ちで資格取得のための勉強を始める人が多いように感じます。
このような「夢先行型」の人の多くは、資格を取得してから、「こんなはずではなかった」と後悔します。

けれども、「資格を使っていまより良い生活がしたい」「資格で稼ぎたい」と思っているのであれば、資格コレクターになってはいけません。
資格は活用できて、初めて「稼げる資格」になるのですから。
稼げる資格は実務経験を活かせる資格
では、どうすれば資格コレクターを稼げる資格に換えることができるのでしょうか。
資格を活かすには、いくつかのコツがあります。
一番のポイントは、自分の実務経験を活かせる範囲の資格を取得することです。

僕は「半径5キロ圏内の資格を取りましょう」という表現をよくするのですが、これまでしてきた仕事や経験とはかけ離れた資格に手を出しても、うまくいくことはまれです。
たとえば、経理の仕事を長年してきたのに、突然、ネイリストの資格をとったり、社会保険労務士の資格にチャレンジしたり、こういう人は少なくありません。
その動機は、一種の憧れであるケースがほとんです。

「あの人みたいにオシャレに美容系の仕事をしてみたい」
「社会保険労務士の資格をとれば、独立してバリバリ稼げるみたい」
隣の芝生は青くみえるものです。
それまでまったく関係のない仕事をしてきたのに、憧れや「好き」という気持ちだけで資格にチャレンジすると、すべて一からのスタートになります。
そのため、挫折する可能性も高く、資格が宝の持ち腐れになりがちです。
そうならないためには、たとえば経理の仕事をずっとしてきた女性の方ならば、簿記の上級や税理士の資格にチャレンジするば、キャリアップにもつながり、日々の仕事にもプラスの効果があることは容易に想像できます。
一般事務をしてきた人は、パソコン関連の資格をとれば、業務にも活かすことができます。
「実務経験 + 資格」
シンプルですが、これが最強です!
「好きだから」「カッコいいから」「知り合いが待っているから」、そんな理由で資格をとろうとしていないでしょうか。
自分がよく知っている業界、仕事の範囲内で活かせる仕事に目を向けることが大切です。
これが資格を稼げる資格に換えるコツです。
もちろん、まったく畑違いのジャンルに挑戦し、夢を追うことは否定しません。それは個人の生き方の問題ですから。
でも、「資格を活かして稼ぐ近道は、実務経験の延長線上にあるものを選ぶこと」ということは、ぜひ知っておいてください。
チャレンジする資格を選ぶ前に、自分の実務経験との距離が開きすぎていないかをチェックしてみましょう。
稼げる資格かどうか求人情報をチェックしよう

「ステップアップ=資格を武器にして転職」と考える人は多いです。
しかし、イメージや「好き」という理由だけで、求人が少ない資格をとってしまい、失敗するケースが多々あります。
あるいは、その資格が使える仕事では、希望しているような労働条件で働けないことも。
こんなことを回避し、稼げる資格を取得するには、どうすればいいのか。
それは、チャレンジする資格を選ぶときは、必ず「求人情報」をチェックすることです。
たとえば、CAD(PCを使って設計や製図をする技術)の資格をとろうとする人は、いまも少なくありません。
たしかに一昔前までは、CADのソフトを操作できる人材の需要も多く、就職や転職で有利でした。
しかし現在では、世の中全体のパソコンスキルが向上していることもあって、以前はCADオペレーターに依頼していた仕事を、設計士本人がするようになってきています。
つまり、単純に「操作をするだけ」のCADオペレーターの需要は少なくなっていて、昔ほどCADの資格を持っている人が求められていないのです。
実際に、CADオペレーターの求人情報を見ても、正社員よりも契約社員など非正規社員の募集が圧倒的に多い状態です。
こうした現状を調べずに、ただ、「とにかく資格をとろう!」と考える人は意外に多いのです。
せっかく時間もお金もかけて資格をとるのですから、稼げる資格を狙った方がいいですよね。
資格をとる前には、その資格がビジネスの現場で役に立つか、本当に求められているかを確認することが必要不可欠です。
インターネットや書籍、雑誌などからも情報収集はできますが、一番手っ取り早いのは、求人情報のチェックです。
求人情報の詳細には「○○をできる人を求めています」「○○の資格を持っている人を優遇します」などと、企業が求める人材が明確に打ち出されています。
たとえば、実際にCADオペレーターの求人を見てもらうとわかりますが、「CADの資格を持っている人を優遇する」と記載している企業は、ほぼありません。
「CADで建設図面を製作した経験のある人」「○○のソフトを使える人」といった実務経験を求めるのがほとんどです。
こうしたことは、求人情報をきちんと見ていれば、わかることです。
今の時代は、気軽にインターネットで求人情報をチェックすることができます。ムダな努力をしなくてもいいように、自分が興味をもっている資格が、本当に需要があるのか、稼げる資格なのかをチェックしましょう。
資格取得のための勉強をはじめるのは、それからでもけっして遅くはないですよ。
難関の資格が稼げる資格というわけではない

稼げる資格をお探しの方に、もう一つ知っておいてほしいのは、難関の資格が必ずしも稼げる資格ではないということです。
「稼げる資格」を掲載しているほかのサイトでも、稼げる資格として「弁護士」「公認会計士」「社会保険労務士」などの資格をおすすめしているところがありますが、これは一概に信じてはいけません。
もちろん、このような資格は難関資格ですので保有することができれば、稼げるチャンスはほかの資格より高いかもしれません。
しかし、そのチャンスを得るためにはかなーりの努力が必要です。「よし、稼げるなら弁護士の資格をとろう!」と思って簡単にいくわけがないですよね。
なので、僕は稼げる資格として、このような難関資格をおすすめしている記事を見ると、本当にがっかりします。
「簡単に取れるわけないんだから、取れたらな稼げて当然だろうが!(怒)」
こんな負の感情が心の中に渦巻いてしまうのです(^_-)-☆
実際なところ、「高年収が約束されている」というイメージの弁護士であっても、すべての人が稼げているわけではありません。
実際、弁護士は供給過多だといわれています。東京の弁護士約1万5000人のうち、約3割の4610人が年間所得以下という衝撃的なデーターもあるのです。
わざわざ会社をやめて司法試験にチャレンジしている人は少なくありません。けれども、人生を賭けて猛勉強した結果が「仕事がない」では浮かばれませんよね。
同じように、税理士も数が多いですからイメージよりも稼げない職業です。また、公認会計士も現実は甘くありません。監査法人が統合されていっている影響もあって、試験に受かっても、就職できない人がたくさんいるのです。
どんな資格でも使い方次第で「稼げる資格」に変わる

ここまで、厳しい現実を述べてきたので、「じゃあ、どうすればいいの?」と思っている人も多いと思います。
でも、安心してください。
あなたが稼ぐことのできる資格はあります。資格の選び方と、活用しだいで、資格は必ず「心強い武器」になってくれます。
それは難関資格でも、国家資格でも、民間資格でも同じです。
自信次第で、どんな資格も稼げる資格に換わるのです。
たとえば、難関資格といわれているような資格でなくても、収入増や起業・独立につなげている女性の方はたくさんいます。
ネイルやエステなどの美容系の資格をとり、自宅の一部を使って、自分のペースで仕事をしている人も、たくさんいます。
また、仕事が休みの週末を使って、副業でお小遣い稼いでいる人も、たくさんいます。もちろん、主婦業と子育てをメインにしながら、効率よく資格で稼いでいる人も、たくさんいます。
どうすれば資格を稼げる資格に換えられるかは、のちほどお伝えしていきますが、資格はあなたを裏切ることはないのです。
すべてはあなたの活用の仕方にかかっています。ですから、これから資格をとりたい人も決して悲観しないでください。
すでに資格を持っている人も、活用しだいでは「敗者復活」が可能かもしれません。
「資格はあなたの味方である」ということを忘れないでください。
資格を活かすには「自分の経験」と「世の中の流れ」がポイント
結論からいってしまうと、資格を稼げる資格に換えるには、資格と「何か」の掛け合わせが重要になります。
もっと具体的にいえば、こうです。
自分の経験 ✖ 世の中の流れ ✖ 資格
何度も言いますが、資格は持っているだけでは何の役にも経ちません。
自分がどんな経験をしてきたか。つまり、自分がこれまでどんな仕事をして、どんな人と出会って人脈を築いてきたかによって、資格を活かせるかどうかは変わってきます。
また、世の中の流れをとらえることも重要です。

先ほどCADオペレーターや弁護士などの難関資格の例をだしましたが、時代とともに求められる資格やスキル、能力は変わってきます。
世のなかの流れに取り残されたり、逆走したりすると、どんな資格を持っていても、厳しい状況に追い込まれてしまうのです。
世のなかの流れを見るポイントは、あとで説明しますが、まず、あなたにしてもらいたいのは、自分自身の棚卸し作業です。
自分が持っている資格とこれまでの自分の経験を振り返ってみましょう。
- どんな資格を持っているのか?
- どんな仕事をしてきたか?
- どんなスキルを持っているか?
- どんな人脈を持っているか?
- どんな成功体験があるか?
- 得意なことはなにか?
- 人にほめられることは何か?
また、これまでの経験から、「したくないこと」や「嫌いなこと」もあわせて振り返ってみるといいでしょう。
こうした問いを自分自身に投げかけ、自分に何ができるかを振り返ってみると、自分の経験値が見えてきます。
たとえば、社内でパソコンを使った事務作業を長年やってきて、営業など外回りが嫌いという人は、「パソコンスキルを活かせるような資格を取る」という判断も、しやすくなります。
次では、「資格を稼げる資格に換える」ための成功パターン(掛け合わせのパターン)を、事例を交えながら見ていきます。
読み進める前に、頭の中でもいいので、「自分の経験」を整理しておくことをおすすめします。
自分に向いている資格の組み合わせパターンが、イメージしやすくなりますよ!
稼げる資格の組み合わせ7パターン

資格を稼げる資格に換えている人には成功パターンがある!
「資格をとったから」「資格を持っているから」といって、すぐにお金を稼ぐことはできません。資格はうまく活用しなければ、お金に換えることはできないのです。
繰り返しになりますが、資格を稼げる資格に換えるうえでポイントになるのが、資格を何かと掛け合わせることです。
自分の経験 ✖ 世の中の流れ ✖ 資格
ただ、この式だけでは、資格と「何を」かけ合わせればいいか、わかりづらいですよね。
そこでここでは、この式をさらに具体的にかみ砕いた「資格を稼げる資格に換えるための7つの成功パターン」について見ていきます。
成功パターンは、次の7つです。
- 自分なりの経験✖資格
- 社会情勢✖資格
- 資格✖資格
- 気配り✖資格
- パソコンスキル✖資格
- 外国語✖資格
- 人脈✖資格
僕は、これまで資格を使ってお金を稼いでいる女性をたくさん見てきましたが、すべての人が、この7つのうちのどれかに当てはまります。
もしくは、2つ以上のパターンをクリアしています。
あなたも、この7つの掛け合わせパターンを意識することによって、資格を稼げる資格に換えるためのヒントが見えてくるでしょう。
「資格を使って稼ぐ」といっても、人によってイメージする仕事や働くスタイル、求める収入などは異なります。

たとえば、難関資格をとって独立してバリバリ稼ぎたい人もいれば、自分の趣味を活かして、旅行の資金や生活費の足しにできれば十分という人もいます。
また、いまの仕事を辞めずに、副業的に働きたい人もいるでしょう。
ですから、のちほどご紹介する具体的な資格成功例をご紹介するときは、あなたの目指すべき資格と方向性が少しでも見えやすくなるように、ちょっとした工夫をしています。
それは、「働き方のスタイル」。
7つの成功パターンが、どんな働き方のスタイルに適しているかを3つの働きスタイルにわけて示すようにしています。
その3つの働き方スタイルとは、「会社」「在宅」「独立」の3つのスタイルです。
「会社」は、いまの会社で働きながらキャリアアップや収入増を目指したい人、あるいは、会社に勤めながら副業で小遣い程度の収入を得たい女性に向いています。
「在宅」は、家庭の事情によって外で働けない人や、結婚や出産後も自宅を拠点にして働きたい人に向いています。
「独立」は、資格を活用して自分で起業・独立を目指す人に向いています。やり方次第では会社員の給料以上を稼ぐことができるのが最大のポイントです。
自分が現在置かれている環境や、将来こんな働き方をしたいという希望に合致しているパターンに注目してみてください。
もちろん、最初の項目から順番に読み進めてもかまいませんし、自分の置かれている環境や、将来目指すライフスタイルやニーズに合う項目に絞って読んでいただいてもかまいません。
事例を参考に、自分の将来像を思い描きながら読んでいくと、自分に合った資格の活かし方が見えてきますよ!
パターン1. 自分なりの経験✖資格

【おすすめの働き方】「独立」または「在宅」
【このパターンが向いている人】
✅自宅で教室やサロンを開きたい人
✅講師になりたい人
✅現在の収入以上のお金を稼ぎたい人
✅キレイ系の仕事をしたい人
最初にご紹介する稼げる資格のパターンは、「自分なりの経験✖資格」です。
「いまの環境から抜け出したい」「自分が理想とする生活を手に入れたい」と思う女性の方ほど一発逆転を狙って、自分のこれまでのキャリアを無視して新しい資格にチャレンジしがちです。
「店員をやめて弁護士になる」
「事務の仕事をしながらネイルサロンを開く」
と夢をみるのはいいですが、これまでまったく経験のないジャンルや職種で夢を実現するのは、相当苦労するという現実を知っておいた方がいいでしょう。
資格を稼げる資格に換えることができている女性の多くは、これまでの自分の経験と活用する資格との間に整合性があります。
これまでの自分なりの経験をベースにして、その延長線上で資格を活かしているのです。
当たり前のことですが、まったく未経験のことにチャレンジするよりも、これまで経験してきたことをベースにしれば、知識やスキルを応用しやすいですし、営業や集客の方法も想像がつきやすいです。
つまり、お金を生み出すための勘どころがつかみやすいといえます。
これまで少しでも仕事の経験がある女性の方なら、誰でも何かしらのキャリアがあります。
経理の仕事をしてきた人なら、経理の経験が生きます。事務の人であれば、パソコンスキルやビジネスマナーも立派なキャリアのひとつです。
経験は仕事に限りません。これまで続けてきた趣味や習い事が資格を活かすベースになることもあります。
自分の経験を整理し、棚卸しをしてみましょう。
あなたにも、あなたなりの経験が何かしらあるはずです。
パターン2. 社会情勢✖資格

【おすすめの働き方】「会社」または「在宅」
【このパターンが向いている人】
✅再就職をしたい人
✅昔とった資格を活かしたい人
✅新しい資格にチャレンジしたい人
✅現在の収入以上のお金を稼ぎたい人
✅子供向けの仕事をしたい人
次にご紹介する稼げる資格のパターンは、「社会情勢✖資格」です。
この記事に前段で「資格を稼げる資格に換える」には、「自分の経験✖世の中の流れ✖資格」の掛け合わせが必要だという話をしたように、世の中の流れ(社会情勢)に注目することが大切です。
なぜなら、社会情勢を的確につかんでないと、せっかく資格をとっても宝の持ち腐れになってしまう恐れがあるからです。
先ほども述べたように、CADのような正社員の求人が少ない資格をとっても、年収アップは望めません。また、難関の公認会計士の資格を取得しても、監査法人の統合が進み、活躍の場がなくなるという事態もあります。
資格の価値は、時代の流れに左右されるのです。
時代の流れとともに価値が低くなる資格もあれば、反対に価値が高くなる資格もあります。
たとえば、ちょっと前から注目を集めているキーワードに「ビッグデータ」があります。
これはIT業界の専門用語で、文字通り、大量のデータのことです。通常のデータベース管理ツールなどでは取り扱うことが困難なほど巨大なデータの集まりを指します。
こうしたビッグデータという概念の登場とともに注目されているのが、「データサイエンティスト」。簡単にいえば、大量のデータを分析して、顧客対策や新製品開発のヒントを拾い上げる目利きです。
データサイエンティストにも認定試験は存在するのですが、日本には1000人前後しかいないとされています。
したがって、現在データサイエンティストは引っ張りだこです。
もし新聞や雑誌を読んで、「ビッグデータを分析する専門家が必要になるだろう」と予測できれば、データサイエンティストの資格に挑戦するという判断もできます。
これは少し極端かもしれませんが、資格を稼げる資格に換えれる人は、程度の差こそあれど、時代を読んで、資格をとったり、仕事を始めたりしています。
ビジネスは先にやったもの勝ち。
早く目をつければつけるほど、稼ぐことができます。
このように普段から世の中の流れを意識して、何をすればいいかを考えておくと取得すべき資格やビジネスチャンスのヒントが見つかるかもしれませんよ。
パターン3. 資格✖資格

【おすすめの働き方】「独立」または「在宅」
【このパターンが向いている人】
✅再就職をしたい人
✅昔とった資格を活かしたい人
✅趣味を活かした仕事をしたい人
✅自分のこだわりを活かしたい人
次にご紹介する稼げる資格のパターンは、「資格✖資格」です。
資格をひとつとっても、それがそのまま仕事につながるケースはまれです。それこそ弁護士などの難関資格に限られるでしょう。
特に趣味系の資格をとって、単独でお金に換えるのは至難の業。
たとえば、料理が好きで野菜ソムリエの資格をとっても、すぐにお金につながるとはイメージしにくいですよね。
しかし、資格は、複数の資格を組み合わせることで、効果を発揮します。
単純な例ですが、もし調理師の資格を持っている人が、野菜ソムリエの資格をとれば、その専門知識を料理に取り入れることができます。
だから、「昔取得したけれど、何の役にも立っていない」という資格でも、ほかの資格と組み合わせることによって、輝きを取り戻すことがあるのです。
僕の知り合いに、食品会社でOLをしていた女性の人がいます。
彼女は一般的な事務職だったのですが、会社をやめた後、ファッション系のスタイリストへ転身したのです。
彼女はスタイリストになりたいという夢をかなえるために、専門学校に入学。メイクの資格試験やスタイリストの勉強をしているときに、学校で出会った友人や講師の誘いをうけて、少しずつ仕事が入ってくるようになったといいます。
そのとき、意外に役にたったのが、OL時代に「何となくカッコイイから」という軽い気持ちで取得したカラーコーディネーターの資格。
メイクやスタイリストは色彩が大事な仕事なので、カラーコーディネーターの知識のおかげでお客様から信頼してもらえるケースも多かったとか。
いまでは、彼女は売れっ子として活躍し、専門学校の講師を務めるまでになっています。
「せっかく取得したけれど、お金になっていない」という資格はありませんか?
ほかの資格とうまく組み合わせることで、眠っていた資格があなたの武器になってくれるかもしれません。
パターン4. 気配り✖資格

【おすすめの働き方】「会社」「独立」「在宅」すべて
【このパターンが向いている人】
✅人と話すことが好きな人
✅人前で話すのが得意な人
✅サポートするのが好きな人
✅人の助けになる仕事をしたい人
次にご紹介する稼げる資格のパターンは、「気配り✖資格」です。
どんな資格で稼ぐにしても、絶対に必要な要素があります。
それは一言でいえば、「気配り」です。
もっと具体的にいえば、相手の立場を考えた行動をすること、マメであること、感謝の気持ちを伝えること、笑顔で対応すること、紹介してくれた人を大事にすること、時間を守ること、、、などです。
人間力という言葉で置き換えてもいいかもしれません。
これらは特別な才能ではありません。
ビジネスの世界でも、まわりから評価されている人は、気配りがきちんとできているものです。
資格を使って仕事をするうえでも同じです。
気配りができているかどうかで、そのビジネスが成功するかどうかが決まるといっても過言ではありません。
たとえば、あなたが近所の個人経営のネイルサロンにお客として行ったとします。
その日のうちにお礼のメールがきたり、あとで感謝の気持ちをつづったハガキが届いたりしたら、「またあのネイルサロンにいってみようかな」という気持ちにもなりますよね。
気にいったら、常連になったり、友人にクチコミで紹介したりするでしょう。
どんなビジネスでも、成功の秘訣はシンプル。
「この人から買いたい」と思ってもらえるかどうかです。
それこそネイルサロンは、世の中にあふれています。その中から、自分のサロンを選んでもらうには、商品やサービスに加えて、それを提供する人の心配りがモノをいうのです。
「苦労して資格をとったのだから、黙って待っていればお客様は集まる」というのは大きな勘違いだということを知っておいて損はないでしょう。
パターン5. パソコンスキル✖資格

【おすすめの働き方】「会社」「独立」「在宅」すべて
【このパターンが向いている人】
✅人の助けになる仕事をしたい人
✅事務職のスペシャリストを目指す人
✅旦那の転職先でも働けるスキルを身につけたい人
✅育休中だけどお小遣いを稼ぎたい人
✅在宅でお小遣いを稼ぎたい人
次にご紹介する稼げる資格のパターンは、「パソコンスキル✖資格」です。
「自分なりの経験」は、資格を活かすうえで心強い味方になってくれます。なかでも仕事を通じて身につけたスキルは、転職するときでも、副業や独立をするときでも役に立つケースが多くあります。
代表的なスキルは、パソコンスキルですね。
いまの事務職のほとんどは、パソコンを使って仕事をしています。パソコンを使って仕事をしている人は、知らず知らずにスキルを身につけているのです。
でも、そうはいっても必ずしもみんながみんなパソコンを使いこなせているわけではありません。
「文字や数字を入力ができる」という人はさすがに多いですが、エクセルやパワーポイントといったソフトを使いこなせる人は、案外少ないが現実です。
職場によっては、エクセルなどは業務の中でマスターして、普通に使いこなせているのではないでしょうか。ワードやエクセル、パワーポイントといった基本ソフトを扱えることも立派なスキルといえます。
もっと自信をもってください。
こうしたスキルは、普段の業務に活かすこともできますから、勉強して損することはありません。
パソコンスキルがある人は、職場の評価が高くなるだけでなく、副業や独立の手段になるケースも多くありますよ。
パターン6. 外国語✖資格

【おすすめの働き方】「会社」「独立」「在宅」すべて
【このパターンが向いている人】
✅語学力を活かしたい人
✅子育て中で復帰を目指す人
✅旦那の転職先でも働けるスキルを身につけたい人
✅現在の収入以上のお金を稼ぎたい人
✅在宅でお小遣いを稼ぎたい人
次にご紹介する稼げる資格のパターンは、「外国語✖資格」です。
英語を話せるかどうかは、そのままビジネス能力に直結します。英語が話せれば仕事の幅も広がりますし、海外出張や海外赴任などのチャンスも増えます。
英語の資格の代表格は、TOEICでしょう。
1年に10回試験が実施される日本では、年間230万人以上の人が受験しています。
TOEICは、英語によりコミュニケーション能力を検定するための試験なので、性格には資格とはいえませんが、TOEICの点数が就職や人事評価の基準とされることもあるため、実質的な資格ととらえてもいいでしょう。
英語はビジネスをするうえで大きな強みになります。
英会話ができる人で、仕事がなくて困っている人は少ないです。むしろ、英語ができる人ほど高収入を得ています。
同じ職場でも英語ができるかどうかで、収入や待遇などの条件面で大きな差が生まれます。
だから僕は「どの資格を取ればいいかわからなくて何もしないでいるくらいなら、仕事をマスターすべき」とおすすめしています。
英語を身につけておいて、損をすることはありません。
あるネイルサロンの経営者から、こんな話を聞いたこともあります。
「最近、外国人の宿泊客が多い高級ホテルから、『英語のできるネイリストはいないか?』という問い合わせが増えています」
その経営者は、英語のできるネイリストを社員として採用したいそうですが、なかなか見つからず、困っている様子でした。
そういう意味では、英語に限らず、今後ますます増加が見込まれる中国人観光客に対応できる中国語をマスターするという選択肢もあるでしょう。
パターン7. 人脈✖資格

【おすすめの働き方】「会社」「独立」「在宅」すべて
【このパターンが向いている人】
✅人付き合いが好きな人
✅仲間に囲まれていることに幸せを感じる人
最後にご紹介する稼げる資格のパターンは、「人脈✖資格」です。
どんな仕事にもいえることですが、ビジネスは結局は「人」です。人がビジネスチャンスを運んでくれ、お金を払ってくれるのです。
どんなにすばらしい資格をもっていても、「この人にお金を払ってもいい」と思ってもらえないと、資格を稼げる資格に換えることはできません。
家族、友人、仕事仲間、ママ友、趣味を通じた知り合い、またはSNSのフォロワーさんなど、そんな人脈がビジネスチャンスやお金につながっていくのです。
人脈は、資格を活かすうえで絶対に欠かせない要素の一つです。
「これまで築いてきた人脈を大切にして、これから先の人脈をつくる」
これを意識しておくだけでも、あなたの行動は変わってくるはずです。
資格を稼げる資格に換える方法まとめ

資格を稼げる資格に換える方法をお伝えしてきましたが、いかがでしたか。
最後にもう一度まとめておきますね。
資格を稼げる資格に換える方法まとめ
- 資格で稼げる人は、資格と「何か」を掛け合わせるのが上手い。
- 資格で稼ぐためには、資格を取ることを目的にしてはいけない。
- 資格を活かして稼ぐ近道は、実務経験の延長上にある資格を選ぶこと
- チャレンジする資格を選ぶときは、必ず「求人情報」をチェックすること。
資格を稼げる資格に換えるには、資格と「何か」の掛け合わせが一番重要になります。
もっと具体的にいえば、こうです。
自分の経験 ✖ 世の中の流れ ✖ 資格
具体的な成功パターンは、次の7つ。
- 自分なりの経験✖資格
- 社会情勢✖資格
- 資格✖資格
- 気配り✖資格
- パソコンスキル✖資格
- 外国語✖資格
- 人脈✖資格
これから資格取得にチャレンジする方、または今すでにもっている資格を活かして新しいことを始めたい方は、ぜひ今回の記事を参考にしていただいて、資格を上手に使ってくださいね!
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