数字を数えることができる・数字の意味が分かる・数字を書けるなど、子供が小学生になる前に、数字に対する基礎知識を身につけて欲しいですよね。
将来の勉強を見据えたとき、学力のベースになるのが数字です。今回は子供が数字に強くなる数遊びをご紹介していきます!
子供が数字に強くなる数遊び
数え上げ遊び
まずは基本的なところから。1から10の数え上げです。
最適な場所は、なんといっても声がよく響くお風呂です。リラックスでき、密着感もあって、最高の空間です。「いーち、にー、さーん」と一緒に声に出して10まで数えます。
それができるようになったら、次は指を折りながら。片手5本の指を折ったら、もう片方の手に移り、10本の指は折ったままにしておくのがポイントです。
指を使いながら数えると、数が量とつながる感覚を目に見える形で体感できます。1から10をマスターして10以上へ進むときも、できれば最初は大人の手を貸してあげて、11、12、13と折っていきます。
パパとママの手を使えば、30まで数えられますね。
指を1、2、3、4、5と折っていって6で開いて片手だけで10数えたり、両手の指で10まで折ったけれど、11から開いていったりすると、口でちゃんと数えていても、単に「言い方」を音として真似ているだけで、数の実感が頭に入りません。
ちょっとしたことなんですが、数え上げを覚える最初の段階で両親が気をつけてあげたいことです。
数遊びは、小さなはステップを一つずつクリアしていくとおもしろさが加速していきます。
数ほど楽しく遊びながら学びを深めていけるものはないよなぁ~というのが、僕自身の実感。子どもは間違いなく、遊んでいるうちに覚えます。
両親だからこそできる関わりを、日常的に盛り込んでいきましょう。
2つ飛ばし遊び
次におすすめの子供の数遊びは「2つ飛ばし遊び」です。
「1、3、5、7、9」と親が先に言って、続きをバトンタッチする遊びです。最初はきょとんとするでしょうから、親が数えるだけにします。
「いち(一呼吸)、さん(一呼吸)、ご(一呼吸)。。」と、数を1つ飛ばしている様子を身ぶりで表しながらがいいですね。何度か繰り返しているうちに、子供が「あー!」と気づくタイミングがくるので、その様子が見えたら「一緒に数えるよ」。
声を合わせて「1、3、5、7、9.。。じゅーいち、じゅーさん」。コツは「じゅ~」を伸ばして、子供が数を言うまで待ってあげること。「言えた!」が大切ですからね。
51ぐらいまで数えられるようになったら、「1、4、7、10、次は何だ?」と2つ飛ばしへ。
数遊びの最初でお伝えしたように、まずは1から10までを数えられるようになるのは、とても大事なことです。しかし、数感覚を育てるには、1の次は2、2の次は3という順番を覚えるステップの、次の段階に進めてあげることも大切なことなのです。
数え下げ遊び
次におすすめの子供の数遊びは「数え下げ遊び」です。
数え上げの一つの目安が100です。100まで数えられるようになったら、目的地に着いたから帰りましょうということで、数え下げにトライです!
「100から下がっていこう」と声をかけ、「100、99、98、97.。。」と一緒に数え下げていきます。慣れてきたら、「100から90まで来て」「70、69、68、次は?」とバトンタッチ作戦で。
数え上げ同様、遊びながら数え下げを体験しておくと、就学前の早い段階で、足し算と割り算は裏表なんだということが感覚的につかめるようになります。
「わかんない~」「難しいよ~」という段階にある子は、親が「100、99、98」という風に全部言ってあげるだけでも十分です。
きっとそのうち、子供は門前の小僧よろしく、「習わぬ引き算」を耳から覚えて理解するでしょう。
ピアノは何回練習したかで、上達度に差がでます。数遊びもまったく同じで、小さい頃に何百回口にしたか、聞いたか、楽しいと感じたかによって、頭脳への浸透具合が変わってくるのです。
体重チェック遊び
次におすすめの子供の数遊びは「体重チェック遊び」です。
子供は自分を説明する数字が大好き。算数に限らず、さまざまなことに共通しますが、ある程度の年齢になると理屈できちんと教えたほうがすんなり理解できることが増えてきます。
その年齢的な臨界点は8歳、9歳頃と言われています。言い換えれば、それまではとにかく触れさせ、たくさん見せて、「楽しい!」「おもしろい!」を子供にどんどん渡してあげましょう。
低学年の算数のつまずきポイントとよくいわれる小数点も、授業で習う以前に家庭で楽しい遊びにしてしまえばお怖るに足らずです。
実は、皆さん気づいていないのですが、家の中に最適なアイテムがあります。それが体重計です。
体重計で子供の体重を測り、「9.7だよ」などとデジタル数字を読み上げます。裸と着衣で「あ、減った」「増えた!」と差がでることを発見したり、親子で一緒にのって「ママと乗ると57.7だ」「パパとだといくつかな?」と言う風にして遊びます。
単位のkgは、言っても言わなくてもOK.「ママ、0.2増えちゃったよ~」と、日常の中で小数点を含む数字をあえて伝えるのが大事です。
6歳前後だと、体重計の「9.7」を「97」と読んでしまいます。「57.7」は「577」と映ります。小数点という概念がまだないのですから当然で、目に見えた数字をそのまま理解しているわけです。
でも、生活のなかで小数点を伝えていると、しばらくたってデジタル表示を見たとき、「9.7」と真似て言うときがきます。または、「9テンナナ?って何?」と聞いてるくることもあるでしょう。
そんなときは「テンナナというのは7と8の間で、8に近いってことだよ」と教えてあげてください。
ただ「1より小さい」というのが抽象概念です。幼児が理解するのはとても難しいことなので理屈をわかる必要はありません。何度も触れて「そんなものか!」と受け入れてくれれば、それだけで十分です。
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