最近旦那(妻)がストレスになっている。自分で選んだはずの人なのに、一緒にいることが負担に感じるようになったのはいつからだろう。気がつけば、結婚した頃とは違ってきている二人の関係は、どこで歯車が狂ってしまったのか。
そんな疑問を抱えている既婚者の方は多いのではないでしょうか。
結婚した頃は、「この人がいないと生きていけない」「この人とならなんでも分かり合える」と信じ、一生とも歩むつもりでスタートしたはずの結婚生活なのに。
どうすれば仲のいい夫婦に戻れるのでしょうか。今回は、夫婦の関係に悩む方向けに、夫婦関係の改善に必要と思われる一定の礼儀やルールをご紹介していこうと思います。
目次
夫婦関係はなぜ難しいのか
まず最初に。結婚前にはうまくいっていたパートナーとの関係が、夫婦になるととたんに難しくなってしまうのはなぜなのでしょうか。
恋人時代は、考え方に多少のズレがあったとしても。気が付いた方が相手に合わせることが多いもの。そのため、二人のズレが問題に上がることは少ないと言えます。
多少気になる部分があっても、「あばたもえくぼ」に見える恋愛時期は、自分よりも相手のことを最優先に考えます。多少のズレも気にならなかったり、「普段はそんな人じゃないし」などと、自分なりに納得する理由を見つけようと心が動くものなのです。
ところが、二人の生活が落ち着き、互いの存在に慣れてくると互いに「素」の部分、つまり、本音が出始めます。恋愛という「特別な状態」が終わり、本来の「ありのまま」の姿があらわれます。
しかもそれは徐々にではなく、突然、思わぬ形で出てくることが多いので、相手の想像もしていなかった人間性、本性を目のあたりにして、驚いたり、裏切られたような気持ちになるのです。
夫婦関係を良くするには、本当はこのような裏切れたような気持ちも正直に伝えあうことが何よりも重要なんですが、そんながっかりした気持ちを直接相手に伝えられる人は少数派。たとえそれとなく「気づいてオーラ」を発してみても、微妙な感情は当然、言葉にしなければ伝わりません。
すると、「以前のように大切にされていない」「愛情が冷めたのかな」という感情が沸き立ち、夫婦の関係が「変わってしまった」と感じるようになります。
そのうちあきらめも入り、互いの変化について「なかったこと」「気づかなかったこと」にして、気持ちにフタをしたまま生活を続けている、このような夫婦が本当に多いのです。
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夫婦関係を改善するための10の方法
それではここからは、夫婦関係が悪化してしまったとき、または二人の関係をより良いものにしたいと思ったとき、どのようなことに注意していけばいいのかをお話していきます。
相手の話しを聞く
夫婦関係を改善したいのなら、指示、命令、要求は会話の中の1割からせいぜい2割程度にしましょう。「~して」と言われて従わなければいけないのは負担になります。バランスを考えましょう。
愚痴は無理のない範囲で聞き、原因や責任追及、助言は控えましょう。必要なのは、「そうだね」「わかるよ」と相手の気持ちに寄り添うこと。
相手が安心感を得られる「共感」をもって話しを聞くことが大切です。
相手の顔を見て挨拶をしよう
「おはよう」「いってらっしゃい」「おかえりなさい」「おやすみ」などの挨拶は欠かさないこと。帰ってきたとき、笑顔で「お帰りなさい」と出迎えてもらえるのは嬉しいもの。
家族がいることを幸せに感じる瞬間です。
感謝の気持ちを言葉にしよう
「ありがとう」「~してくれて助かった」とはっきり言葉にして相手に伝えましょう。言わないと伝わらないことはたくさんあります。感謝させると、人はまた相手のために行動を起こそうという気持ちになるものです。
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相手の人格や人間性を否定しない
やってもらいたいこと、自分の気持ちなど言いたいことは言ってもいいです。ただし、「ダメな人」「レベルが低いね」などの人格否定ワードはNGです。
干渉しすぎない
居場所を細かく確認したり、帰宅時間をしつこく聞かないようにしましょう。相手を質問攻めにするよりも「心配だから電話はしてね」「夕ご飯は一緒に食べたいの」と、自分の気持ちを伝えるようにしましょう。
夫婦の大事な記念日を忘れない
結婚記念日や誕生日に忙しくてプレゼントを準備できなくても、「あなたのことを忘れていない。大切に思っているよ」という気持ちが伝わるメッセージをおくるのは大切なことです。
プレゼントはあとでもなんとかなります。
相手を認める。褒める
家族のために努力したことを認めてもらえるのは、とても嬉しいですよね。また、美容院から帰ってきた後に「似合ってるね」と声をかけてもらえるだけでも「自分のことをちゃんと見てくれている」と嬉しくなります。
気づいたときに。すぐに言葉にして伝えることが大事です。
相手の立場になってみる
相手の立場になってみないとわからないことはたくさんあります。言動が理解できないときは、腹を立てる前に、相手の立場がどういうものか、想像力を働かせてみましょう。
見えなかったものが見えてくることがあるはずです。
期待しすぎない・求めすぎない
結婚したら「幸せにしてもらう」「稼いでもらう」「料理を作ってもらう」「食べさせてもらう」などの期待や要求は大きければ大きいほど、そうならなかったときの落胆も大きくなります。
「山高ければ、谷深し」です。期待はほどほどにしましょう。
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相手の本質に魅力を発見しよう
外見、若さ、職業、収入、財産などは、月日の流れや世の中の変化につれて変わるものです。そこに価値を求めすぎると、変わってしまったときに失望したり裏切られたような気持ちになってしまいます。
ちょっとしたきっかけで夫婦関係は改善させる
夫婦関係を改善するための考え方をご紹介しましたが、いかがでしたか。人によっては「難しい!」と思う内容もあったかもしれません。
しかし、実はこれらのことはすべて、実際にやってみると自分の気持ちが楽になったり、心がすっきりすることなんです。相手の行動や気持ちに振り回されることなく、自分が日々気持ちよく生活ができるようになるちょっとしたコツともいえるものです。
夫婦関係がストレスで「24時間重苦しい」という気持ちを変えるきっかけになるかもしれません。コミュニケーションのやり方を少し変えてみようという努力一つ、自分を少しだけ変えてみようという気持ち一つが突破口になり、閉塞感に包まれていた夫婦関係がきっと改善していきます。
夫婦関係を改善したい方は、こちらの記事を参考に「夫婦の会話」の在り方も一度見直してみてくださいね!
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