一人っ子でよかった!一人っ子のメリットを詳しく解説!一人っ子育児に悩むママはぜひ参考にしてください!
「うちの息子は一人っ子のせいか、性格がわがまま。どうすれば直せるのだろう」
「たった一人の子供だから、子育てを間違いたくない」
「経済的な理由で一人っ子だけど、やっぱり『一人じゃかわいそうかも』と思ってしまって」
「一人っ子ママはむかつくって聞いたこともあったり。。」
一人っ子のママは、このような悩みを持つことが多いと聞きます。
でも安心してください。
まったくそんなことはな~い!
逆に一人っ子はメリットだらけなんです。
何を隠そう、我が家の娘も一人っ子。
今回はそんな一人っ子ママの不安を解消するために、我が家の実情も踏まえながら「一人っ子でよかった!」と思える一人っ子のメリットを詳しくご紹介していきます。
目次
一人っ子の割合はどのぐらい?
一人っ子のメリットをご紹介する前に、一人っ子ってどのぐらいの割合で存在するのでしょうか。
ここに「一人っ子の割合」を示す統計表があります。
2015年の統計を見てみると、一人っ子の割合は20%ほどになっているようです。
今はそれから7年も経っていますので、おそらく今現状の一人っ子割合は25%~30%あたりを推移しているではないでしょうか。
およそ4人に1人の割合で、一人っ子が存在するということになりますね。
我が家の娘は8歳になりますが、実際に娘のクラスでも、一人っ子の同級生はとても多いんですよね。
一人っ子はメリットだらけ!その理由とは?
それではここからは、一人っ子のメリットを具体的に解説していきます。
万能感を持てる
一人っ子の最大のメリットは、なんといっても、親の愛情を独占できることです。
親の愛を独占できる一人っ子は、精神的にも物理的にも満たされ心が安定し、「万能感の体験」を存分に味わうことができます。
「万能感」とは、心理学用語で「自分は万能だ」という感覚のことで、特に、幼児期にみられる万能感のことを「幼児的万能感」といいます。
イギリスの有名な小児科医は、幼児の発育には「万能感」が欠かせないと述べています。母親が抱っこやあやしを通じて子供の要求に応じれば、子供は「万能感の体験」にひたり、それが健康な発育を促します。
この万能感を持てる子に育ちやすいということが、一人っ子の大きなメリット。
一人っ子の場合、上のきょうだいと自分を比較して、「お兄ちゃん、お姉ちゃんはできて僕にはできない」と感じることがないので、より万能感を持てるようになります。
自己肯定力が育つ
また、子供の健全な成長に欠かせないものとして「万能感」と同じく「自己肯定力」も大切ですが、一人っ子はさきほどの「万能感の体験」を通じて、この自己肯定力も育みやすいというメリットがあります。
うちの一人っ子娘も自己肯定感高め~w
自己肯定感とは、自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉。
この自己肯定感は、将来の子供の幸福度に大きな影響を与えます。
自己肯定感が高ければ、物事を前向きにとらえることができ、人生における様々な出来事に対して積極的な行動ができるようになり、その結果、人生の幸福度がどんどん高まるという好循環を作ることができます。
しかし、この自己肯定感が低いと意欲の低下だけでなく、「自分は何もできない」と自分を卑下し、幸福度もなかなか高まらないといったことも起こります。
このように、子どもが将来幸せな人生を送るために必要な、「自分は愛されているんだ」「生きているだけで価値があるんだ」と思える自己肯定感を持つことができる一人っ子は、大きなメリットがあるといえます。
関連記事>>子供の上手な叱り方7選とダメな叱り方5選!まさか自尊心を打ち砕いてませんよね?
「ずるさ」がない子に育つ
一人っ子は、人を出し抜くような「ずるさ」も持ちにくくなります。物心両面で満たされている一人っ子は、ごまかしやずるをしてでも何かを手に入れようとするエゴがありません。
それはひとつには、幼いころから、自分を失敗をほかのきょうだいのせいにしたり、ほかのきょうだいを出し抜いて自分のほしいものを手に入れるといった経験をしないからです。
そんな一人っ子を見て、「うちの子は要領が悪い」と心配する親もいますが、長い目で見ると、この「ずるさがない」ことが周囲の人の「信頼感を得る」ことにつながります。
これは、生きていくうえで大きな財産になります。
想像力・発想力が豊かになる
一人っ子のメリットはほかにもあります。
デメリットとしてとらえられることが多い、「一人っ子の競争心のなさ」「ひとりで過ごす時間の多さ」は、クリエイティビティの育ちにつながります。
実は競争心からは真のクリエイティビティは生まれません。
勝ち負けにこだわりすぎると、「本当にいいものをつくろう」という気持ちよりも、「あいつより人に評価させるものをつくろう」という思いのほうが強くなり、「一般的に良いもの」をつくろうとしがちになるからです。
ひとりで過ごす時間は、決して寂しく辛いだけの時間ではありません。思考や空想を自由にめぐらせ、内面の世界で豊かに遊んでいるのです。
うちの一人っ子8歳娘も、よく家の中で一人で遊んでいます。
最近の流行りは、作家活動w
小学低学年に人気のある「銭天堂」をいう本を参考に、自分オリジナルの本を作成しています。
かわいすぎ!
人は、ひとりになって自分を対話する時間を持たず、絶えず外界からの刺激に身をさらしてばかりいると、刺激におぼれて、想像力や発想力の発達が妨げられるといいます。
「一人っ子はひとりで過ごす時間が多くてかわいそう」と思うのは大人の思い込みです。きょうだいや友達と遊ぶことは確かに大切ですが、それと同じくらいひとりで過ごす時間も子供独自の内面世界を育てていくうえで大切です。
「想像力や発想力が育ってるんだな」と、そっと見守ってあげましょう。
一人っ子にはお金をかけやすい
一人っ子のメリットに、お金をかけやすいというのもあります。
子供の自活のスキルを身につけさせるために、たとえば看護師の資格を取らせてあげようと、両親が考えたとしましょう。
かつて看護学校の学費は安いものでした。しかし、今はキャリア上で有利な看護大学に行くとなれば、実習費も含め、私立ならば年間で百数十万円はかかります。これは家計の状態によっては、一人っ子だからこそ可能な投資になるかもしれません。
今、東京の有名私立進学学校では、一人っ子の割合が多くなっているといいます。なぜだと思いますか。それは、子供をあえて一人っ子にして、その分の教育費を注ぎ込むことにしているのです。
子供を私立に通わせ、さらに有名塾とダブルスクールにしたら、子供ひとりの教育費は年間200万円は下りません。同時に通常の生活費とマンションのローンを払うとなれば、「教育費は一人分でめいっぱい」になるでしょう。
一人っ子なら、教育費が足りないという事態を回避する可能性が高くなるというわけです。
愛情を注ぎ込むことができる
一人の子供に愛情を注ぎ込むことができるのも一人っ子の大きなメリットです。
お金だけではなく、両親の時間や労力、そして愛情をピンポントで注ぎ込む。これが結果として、愛情豊かな子供に大きく育つことにつながります。
「一人っ子の方が、その子にいい教育を受けさせられる」
そういう積極的な理由で、あえて一人っ子を選ぶ親もいるのです。両親の有形無形の愛情が集中して降り注がれるという意味で、一人っ子であることは大きなチャンスなのです。
両親の育児がきめ細かくなる
子供が今どんな発達段階にあって、どのような課題を求めているのか。それを把握するのが、子供の身近にいる両親の役目です。
一人っ子もメリットは、両親の目が行き届き、子供の発達を十分に観察しながら、働きかけることができるところです。
一人っ子だからこそ、両親はきめ細かく対応することができ、発達課題に応じた体験を、その場その場でさせてあげることができます。
たとえば、コミュニケーション能力ひとつをとっても、子供の言葉や振舞いをじっくり観察し、会話を少しレベルアップしてみるなどが可能になります。
きょうだいっ子の最大のメリットは「折り合う力」
ここまでは「一人っ子はメリットだらけ!」の理由をお伝えしてきました。
では逆に、きょうだいっ子の最大のメリットは?
それは、「折り合う力」を学ぶことができる点ですよね。
「このおもちゃで遊びたいけど、お兄ちゃんが使っていて遊べない」
「大好きなケーキをひとりで食べたいけど、妹を分けなければいけない」
このようなきょうだいとの利害の衝突を通じて、お互いに折れ合い、妥協する姿勢を学ぶことができます。一言でいうと、社会性が育ちやすいのです。
自分の欲求を通すために自己主張し、きょうだい喧嘩を繰り返すうちに、「あともう少し待ってからお兄ちゃんに貸してって言おう」「妹もこのケーキ好きだからはんぶんこにしよう」と、相手の気持ちを想像し、人間関係を円滑にするやりとりを、体験的に学ぶことができます。
意に沿わない他人や状況と「折り合う力」を養えるのです。
もちろん一人っ子でも、母親や父親との関係のなかで、「今は、お母さんは忙しくて遊べない。30分待ってからにしよう」と、折り合う力を学ぶことはできます。
しかし当然ですが、大人は子供に対して手加減します。きょうだいのように100%全力でぶつかってはきません。自分の意見を通すために、相手の言い分をどれくらい受け入れればいいか。
このあたりの見きわめは、きょうだいっ子の方が得意な分野なのです。
一人っ子のメリットは大きい
一人っ子のメリットをご紹介してきましたがいかがでしたか。
世の中では、こちらの記事でもご紹介している通り、「一人っ子ってかわいそう」という論調をよく耳にします。
関連記事>>一人っ子がかわいそうな理由とその解決法をまとめました。
でもね。「一人っ子はかわいそう」という声と同じぐらい「一人っ子がうらやましい」という声であったり、「一人っ子ママ、むかつく!」なんて声もあったりするのです。
「一人っ子ママ、むかつく!」なんて、ただのやっかみですよねw
うらやましいから、それが周りまわって「むかつく!」なんていう発想になっちゃうのです。
しかし、ここまでお話してきた通り、一人っ子には大きなメリットが存在します。
- 一人っ子には教育費を十分にかけることができる
- 教育の質が上がる
- 高い教養・能力が身に着く可能性がUP
- 親の愛が集中して注がれるメリットもある
- 急激に脳が発達する子供時代、親の目が行き届くのも有利になる
- 子供の変化や成長をとらえてすぐに対応できる
その中でも一人っ子の大きなメリットは、やはりこの2つ。
「愛情を十分にかけられること」と「その子に適した子育てをしていける」ということ。
一人っ子のママさんたちは、ぜひ自信を持って子育てに励んでくださいね!
一人っ子の「性格」について考えてみました
世の中には「一人っ子はこんな性格」という、「色眼鏡」が存在します。その多くがマイナスイメージで語られることが多いため、一人っ子の母親は、「わが子もそうなりはしないか」と、どうしても過剰に反応し、不安心をあおられてしまうことが多くあります。
一人っ子って本当にデメリットが多いのでしょうか?
ここでは、そんな一人っ子育児に悩みを持つ方向けに、一人っ子の性格を分析しながら、一人っ子への「色眼鏡」に対抗する考え方をご紹介しています。
詳しくはこちらへ>>一人っ子の性格について考えてみる。内弁慶な性格になるのは事実です。
一人っ子の育て方。親がサポートできる5つのこと
一人っ子の人間関係のスキルは、両親のちょっとしたサポートで十分に補うことができます。一人っ子の育て方として、次のようなことも心掛けてみてくださいね。
続きはこちらから>>一人っ子の育て方。絶対に知っておきたい親がサポートできる5つのこと
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