
ちょっと前まで機嫌がよくても、突然怒り狂ったようにモラハラ行為を繰り出すモラ夫!
その当然怒り狂うモラハラボタンはどこにあるのか?
結婚する前はあんなに優しかったのに。
結婚したとたんに態度が急変。
毎日のように暴言を浴びせてくる夫。
そんな夫に対する恐怖と不安で、ネットを検索してみると「モラハラ」という言葉がずらっと並び、モラハラという言葉を知ることになるのです。
今回は、モラ夫の特徴やチェック方法を詳しくご紹介していきます。
モラ夫とは?

みなさん、「モラ夫」ってご存知ですか?
モラ夫といえば、いしだ壱成が有名ですよね。
モラ夫とは「モラルハラスメント」という精神的暴力を行う夫の総称です。
「精神的暴力」とは、相手を傷つける言動により精神的に追い込むこと、これは身体的暴力と違って、周りの人には気づかれにくく、知らない間に精神がどんどん病んでいってしまうので、周りに助けを求めることはとても難しいのです。
あなたの夫は大丈夫?モラ夫チェック!

モラ夫は、今笑っていたとしても、突然不機嫌になって怒り出します。その態度の豹変に驚くことも日常茶飯事。
このモラハラボタンを押してしまうと、それからが大変です。
ここでは、まず「あなたの夫は大丈夫?こんな夫はモラ夫だ!」ということで、モラ夫チェックを行ってみましょう。
- 機嫌が悪いときは、妻が作ったご飯には手をつけずに、自分でカップラーメンを勝手に食べる。
- お腹が空いただけで不機嫌になり、周りに当たり散らす。
- 話しかけても無理を決め込み、独り言で「うるせーよな」とつぶやく。
- 渋滞するとイライラし始めて、「お前がでかけようなんていうからだよ!」と全部を妻のせいにする。
- 二面性があり、人当りはとても良い。
- プライドが無駄に高く、人を見下している。
- 「こいつ本当にバカで」「本当に何にもできないんですよ」と、妻の悪口で場を盛り上げようとする。
- テレビのリモコンは独占。家族がほかの番組をみていても平気でチャンネルをかえる。
- 口は達者で、喧嘩になると勝てない。
- 妻の外出予定を全部把握しようとする。
- 「やっぱりね」「これ以上は言わないけど」なんていう言葉で不安をあおる。
これ以外にも、モラ夫をチェックする項目はいっぱいありますが、あなたの夫がこれらに多く該当するようなら「モラ夫」である可能性は高いといえます。
モラ夫の特徴

では、ここからはモラ夫の特徴をご紹介していきましょう。モラ夫は次のような特徴を持っています。
モラ夫の第一印象は「女性の気持ちがわかる優しい男性」
モラ夫の一つ目の特徴はこれです。
第一印象は「女性の気持ちがわかる優しい男性」
過去に出会ったどんな男性よりも魅力的で優しい人だった。
モラ夫をもつ妻たちは声をそろえてこう言います。
細やかな配慮がすごく、モラ夫は女性の微妙な心理までわかるのです。
たとえば、ちょっとした喧嘩から「もういい!わたし帰るから!」と女性が言い、その場を離れたとしても「心配だったから」と当たり前のように追いかけてきます。
女性の本心をつかんで、行動することができるんですね。
でも、「自分のものになったな」と思った瞬間に、モラ夫は豹変します。こいつはもう自分のもとから離れないと分かったとたんに、態度をどんどんと変えていくのです。
モラ夫は「不幸アピール」がうまい

モラ夫の次の特徴はこれです。
「不幸アピール」がうまい。
「自分は昔こんなことで苦労した」
「両親には愛されずに育った」
「本当の自分を理解してくれる人はどこにもいない」
「付き合った女性は誰も本当の自分をわかってくれなかった」
このようにモラ夫は、出会った当初から、不幸アピールを上手に会話の中に盛り込み、女性が「この人は私がいないとダメな人」「私だけがわかってあげれる」という気持ちにさせていきます。
そして女性の心をどんどんつかんでいくのです。
モラ夫がターゲットに選ぶ女性には、こんな共通点があります。
- 心が優しいピュアな女性
- 責任感が強く困っている人をほっておけない女性
- 人の喜ぶ姿をみるのが好きな女性
- 明るくて前向きな女性
- 我慢強い女性
モラ夫はこれらの女性に不幸話を繰り広げることによって、「私がこの人を守ってあげないと」「この人が幸せな人生を送れるように」と思わせ、最終的には「この人のそばから離れたくない」という風にマインドをコントロールしていきます。
あくまでも強制ではなく、自主的に思わせるように仕向けるのがモラ夫なのです。
モラ夫は「すべてを相手のせい」にする

モラ夫の次の特徴はこれです。
何かあれば、すべて相手のせいにする。
モラ夫は、自分の気にいらないことをすべて人のせいにするのが大の得意。
モラ夫は口がうまいので、言われた本人も「わたしが悪いのかも」という気持ちにさせられてしまいます。
たとえば仕事での問題なら、「上司のせい」「同僚のせい」「部下のせい」など、モラ夫にかかると、すべての事象が周囲のせいに。
学歴が足りないことについては、自分の努力不足はすべて棚にあげ、すべてを両親のせいにしてしまいます。
「親がきちんと自分のことを考えていてくれていたら、もっといい大学にいけたはずだ」と心から信じ、親に対して怨みを持っています。
そして結婚後の人生においては基本的にすべてのことが妻のせいになります。
仕事がうまくいかないのは妻のサポートが足りないから、体調が悪くなるのは妻が作る料理が悪いから。
いつでもどんなときでも人のせいにするので、モラ夫は自分をことを被害者だと思っているのです。
すべてを妻のせいにするモラ夫の実体験とは?
モラ夫ケースその❷久しぶりの家族でのドライブ。旦那が計画してくれました。新緑の公園でのびのびと遊ぶ子どもたちと旦那の姿を思い描き、とてもわくわくしながらCさんはお弁当を作りました。
しかし、ゴールデンウイークの高速道路は、予想以上にひどい渋滞です。まったく動かない車の中で、飽きてきた子どもたちの機嫌を取りながら、イライラを募らせる旦那の様子を見て、いつ怒り出すかと今にも心臓が爆発しそうな状態でした。
モラ夫は無視・暴言を得意とする「最強ドS男」
モラ夫の次の特徴はこれです。
暴言が大の得意。
モラ夫の暴言にはいろいろなパターンがあります。
- 直接ダメージ系・・「アホ女」「口だけ女」「生きる価値なし」などの暴言で、妻の心に直接ダメージを与える
- デモ拡散系・・「これは周りのやつが言っているんだけど、あんたは本当にダメな人だね」と、あたかも周りの人が自分のことを悪く言っているように言う
- 寸止め系・・「これ以上は言えないな」と内容を寸止めにし、不安心をあおる
- 幅広い系・・妻が気にしていること、言われたくないことを繰り返し指摘し、職歴や学歴、友人のこと、親の職業まで持ち出し、あらゆる内容で暴言を吐いてくる
このような暴言のほかにも、「舌打ち」「無視」もモラ夫の得意技。暴言の合間に「チッ!」という舌打ちを挟み込んだり、徹底的に妻を無視したりもします。
とくに無視は、とてもうまく、普通の人なら相手の存在を完全に否定することなど簡単にはできませんが、モラ夫はこれを完全にやり切ります。
それは、「私の存在に本当に気づいていないのかも」と錯覚してしまうほどなのです。
突然不機嫌になるモラ夫
突然、無視・暴言を始めるモラ夫の実体験とは?
いつもどおり旦那が帰宅したので、「おかえり」と玄関までお出迎えに行ったA子さん。でも、旦那は何も言わずにA子さんの横を通り過ぎ、リビングに入ってしまいました。
モラ夫のモラボタンは予測不能で発動する

モラ夫の次の特徴はこれです。
何がきっかけでモラハラが発動するか、読めない
たとえば、家族でドライブ中に普通に後続車に追い抜かれただけで、「なめんな!」と怒り狂い、追い抜いていった車を猛スピードで追いかけ、カーチェスを繰り広げたり。
またあるときは、今度映画を観にいこうと話しをしているときに、「その映画は観たくない」と言ったことで、突然怒り出すモラ夫。
「観たくない」という言葉を必要以上に否定的な言葉として受け取り、怒り出すのです。
モラ夫は何がきっかけで豹変するか、予測がつかない生き物なのです。
モラ夫は否定されることが許せない

モラ夫の次の特徴はこれです。
否定されることが許せない。
モラ夫は「自分が一番大好き」。だから否定されることを極端に嫌がります。
たとえば、スーツを着て出勤するモラ夫に「そのスーツには青色のネクタイがいいんじゃない?」と言っただけで、モラハラが発動。
「うるせー!センスが悪いおまえが偉そうなこと言ってんじゃねぇ!」
こんな感じになってしまうのです。
では、モラ夫はなぜこんなにも否定されることを嫌がるのか?それはモラ夫は、自分が大好きなナルシストだからです。
「自分は周りとは違う」
「オレは何でも完璧にできる」
このように考え、自分を神に認められた特別な存在だと思い込んでいるのです。
モラ夫はとにかく外ではいい人

モラ夫の次の特徴はこれです。
モラ夫は、外ではとにかくいい人。
近所の評判はとてもよくて、元気に挨拶、子供の学校の行事などには積極的に参加し、とてもよくできたパパという評判です。
モラ夫が妻に暴言を吐くのは、家の中、車の中などの密室空間なので、モラハラに耐えられなくなった妻がママ友に悩みを打ち明けたとしても「あんなにいいパパがそんなことするはずがない」と信じてもらえないことがほとんど。
モラ夫は、誰にもばれないように巧妙にモラハラを繰り広げるのです。
目撃者が誰もいないのでモラ夫の実態は誰にも見えません。
そして、旦那のモラハラ行為を誰かに相談しても「あの旦那さんが本当にそんなことするのかな?」という感じで、受け止められてしまうので、そのうち被害を受けている妻は、
本当は私が悪いのかな
と思いだしてしまうのです。
ここにモラハラの怖さが隠れているのです。

表裏のあるモラ夫の実体験とは?
モラ夫ケースその❸インフルエンザが流行っていた頃の話。帰宅した旦那に「手を洗ってうがいしてね」とEさんが言ったところ、「うるせー!別にいいだろうが!」との返事。
でもいいわけがありません。だって、インフルエンザの予防には、うがいと手洗いは必須なのですから。子どもたちも習慣化しています。
それなのに、旦那が外からウイルスを持ち込んだら、せっかくの苦労が水の泡です。旦那のその言葉で、今まで溜まっていた不満が爆発したEさんは、「よくないから」と大きな声で言ってしまったのです。
モラ夫は人をけなすことでプライドを保っている

モラ夫の次の特徴はこれです。
人をけなすことでプライドを保っている。
モラ夫は他人の目があるときは、基本的にはとてもいい人。
しかし、心のどこかに「誰かをバカにしてでも自分を優位に立たせたい」という気落ちがあるので、その感情が強くなると、妻をバカにしてでも自分を優位に立とうとします。
「こいつ、本当はバカで仕方ないんですよね」
なんて感じで妻をバカしてその場を盛り上げようとしてきます。
モラ夫は本当は自分に自信がないコンプレックスの塊なので、それを周囲に悟られないために、妻をバカにし、「自分は優れている」というプライドを保っているのです。
モラ夫は自慢が大好き

モラ夫の次の特徴はこれです。
とにかく自慢が大好き。
モラ夫は、「最近、社内で評価が高くてね」「スーツは有名ブランドしか着ない」などと、誰も聞いてもいないのに平気で自分の自慢話を始めるところがあります。
それが、初対面の人であれ関係ありません。
学生のころにテストで学年上位だったこと、仕事のプロジェクトを成功に導いたこと、自分がうれしかったこと、誇りにおもっていること、何度でも同じ話を繰り返します。
もともと、男性という生き物は自分のプライドを保つために自慢話が好きな人が多いですが、モラ夫はこれが顕著だといえます。
モラ夫は「キラーワード」を見つけ出す天才

モラ夫の次の特徴はこれです。
「キラーワード」を見つけ出すのがうまい。
モラ夫は暴言の中でも特に、妻が絶対に言われたくない「キラーワード」を探し出し、それを効果的に使用し妻にダメージを与えてきます。
付き合った当初に、一度だけ話した学生時代の失敗話を詳細まで覚えていて、そんな話を暴言の中に織り交ぜてくるのです。
このようなときモラ夫は、「てめえ」「死ねばいい」などのきつい暴言言葉は使わずに、このような言い方をします。
「そんなことしてきたから、周りがあなたのことを嫌うんだね」
「あなたがしてきたことを、周りの人はどう思ってるだろうね」
こうやって一見やさしい雰囲気を醸し出しながらも、じつは心に大きなダメージを負わせるという高等テクニックを使うのです。
モラ夫はどんなときでもマイルールが最優先
モラ夫の次の特徴はこれです。
どんなときでもマイルールが最優先。
モラ夫は自分だけのマイルールを持っています。世間の常識なんて関係なし、常識とはまったく違うルールが、モラ夫には存在しているのです。
例えばこんなマイルールがあります。
- ゴミを分別しないまま捨ててもよい
- 歩きたばこをしてもよい
- 駐車禁止の場所でもバレないなら駐車してもよい
- 自分がかけた電話にはどんな状況であろうとでないといけない
- TVは自分が許さな限り勝手に変えてはいけない
これらのマイルールに「それはダメなことじゃない?」と口をだす行為はモラボタンを押す行為。
一度ボタンを押してしまうとモラハラが爆発し、「オレがきめたことに口をだすとはなめてんのか!」と怒り狂います。
モラ夫のマイルールは、その日の機嫌一つで変わるのも大きな特徴です。
ある日「明日からはオレが起きる1時間前には起きろ」と突然言われ、「え?どうして?」と答えるだけで、やはりモラハラが発動してしまいます。
「おまえはやっぱりバカなのか?」「同じことを何度も言わせるな」と阿修羅のごとく怒りだし、自分の意見が通るまで続けます。
こうなると、何を言っても無駄なので、もう従うしかない状況に追い込まれます。
モラ夫はとにかくしつこい、そして陰険

モラ夫の次の特徴はこれです。
とにかくしつこい、そして陰険。
モラ夫は何かいうと、相手の過去の失敗を引っ張り出して、笑いのネタにしたり、そのことで突然怒り狂ったりします。
妻が過去にやってしまったささいな失敗、たとえば買い物のミスや、車をこすってしまったことなども、何度も持ち出してまるで昨日あったことのように責め立てます。
それは相手が反省してようがしてまいが関係なし。
とにかくしつこくて陰険なのが、モラハラの大きな特徴一つなのです。
モラ夫は都合よく自分の暴言を忘れる
モラ夫の次の特徴はこれです。
都合よく自分の暴言を忘れる。
モラハラのスイッチが入り、暴言爆発のときは本当にひどい言葉を浴びせられ、心がズタズタにやられます。
しかし、そんな鬼のような形相で暴言や無視をしていたのに、突然やさしい旦那に様変わりするのが、モラ夫というもの。
「あれだけひどいことを言ったのになぜ普通にできるの?」
「もしかしてこの人って二重人格?」
その豹変ぶりに本当に驚かされます。
モラ夫はまるでモラハラ期がなかったかのように、普通に接してきます。言われた妻は、あまりの変化に「これは演技なのか、本当に記憶がないのか」と疑いを持つほどなのです。
モラ夫はハネムーン期とモラハラ期を繰り返す

モラ夫の特徴とそのチェック内容をご紹介してきましたがいかがでしたか。
最後にもう一度まとめておきますね。
- モラ夫の第一印象は「女性の気持ちがわかる優しい」人
- モラ夫は「不幸アピール」がうまい
- モラ夫は暴言が大の得意
- モラ夫のモラボタンは予測不能で発動する
- モラ夫の思考回路は「すべて相手のせい」
- モラ夫は否定されるのが大嫌い
- モラ夫は外ではとにかくいい人
- モラ夫は人をけなすことでプライドを保っている
- モラ夫は自慢が大好き
- モラ夫は「キラーワード」を見つける天才
- モラ夫はどんなときでもマイルールが最優先
- モラ夫はとにかくしつこい、そして陰険
- モラ夫は都合よく自分の暴言を忘れる
モラ夫はいつでも暴言を吐いて、無視をしているわけではありません。
モラハラ期でないときは、びっくりするほどやさしい夫なのです。
でもモラボタンが押されることで、豹変して暴言を吐く、無視を続けるモラ夫に変わるのです。
しかし、ハネムーン期に入るとモラ夫は、何事もなかったように、やさしい夫に戻ります。
この「モラハラ期」と「ハネムーン期」を繰り返すのが、モラ夫の一番の特徴なのです。
モラ夫の効果的な対処法テクニックとは!?

モラ夫の特徴をご紹介してきましたが、では、そのモラ夫にはどのような対処が一番効果的なのでしょうか。
効果的な対処法テクニックには次にようなものがあります。
- ほめて伸ばす
- 怒らずに叱る
- ハネムーン期にはモラハラ期のことは忘れる
- ひげが生えた子どもと思って接する
- 「ありがとう」で魔法をかける
- 男心をくすぐるキラーワードを会話に盛り込む
- 聖母マリアの心で共感する
- 的外れなサプライズを大げさに喜ぶ
- 反論は、9割ほめて1割本音で
- 感情的に話さず、冷静に向き合う
モラ夫と生活していると、毎日心に大きなダメージを受けますよね。
そんな方のためにこちらで、モラ夫の効果的な対処法を詳しく解説していきます。
私はモラハラの被害者なの?

モラハラの被害者の妻は、自分が被害になっていることに気づいていないことが実に多いのです。
その原因はどこにあるのでしょうか?
ここでは、その原因を分析していきます。
友達や実家と疎遠になり、相談相手がいなくなる
モラハラを受けると、結婚前の友達や実家との付き合いを制限されていて、気軽に相談できる人が近くにいないという状況になりがちです。
あからさまに禁止されないまでも、外出して帰ってくると機嫌が悪かったり、友人の悪口を言ったりするので、だんだんと外出するのが億劫になっていきます。
一人で悩みを抱え込んでいると、客観性が失われ、適切な判断ができにくくなります。
そのほかにも、こんな原因もあります。
- たまにはやさしい顔を見せる
- 友達や実家に相談しても、わかってもらえない
- 自分の意見を持ったり、考えを伝えるのが苦手になっている
詳しくは、こちらを確認してみてください。
⇒ モラハラの意味や具体例、被害に気づかない原因を徹底分析!
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