いきなりですけど嫁姑問題で悩むぐらいなら「嫁をやめてみませんか?」
家庭内における妻の大きなストレスの一つが、嫁としての役割です。
嫁姑問題が起こりやすい大きな原因はこれなんですよね。
姑が旦那を通じて「嫁をコントロール」しようとするから。
嫁姑問題で悩まれている妻は世の中にいっぱいいらっしゃると思います。
そして姑とどうしても折り合いが付かず、離婚まで考えている方もいらっしゃることでしょう。
今回はそんな「嫁姑問題で離婚を考えている」方に、問題の解決法を一つご紹介します!
離婚を決断する前にぜひ一度試して欲しいな。
目次
嫁姑問題の原因はこの1つだけ
たとえば姑が息子(旦那)にある用事を頼みました。
このとき姑は息子に頼んでいても、心の裏では「それは嫁がする」という予測のもとに頼んでいます。
直接嫁に言えないから、旦那に頼んでいるだけです。
旦那もそれを承知していて、それを妻に言いつけます。
もちろん妻もそれを承知していて、自動的に引き受けます。
不満に思いながらもそれを引き受ける妻も少なくはないでしょうが、最初から「妻の役目だから」と思い込んで諦めている人も多いのではないでしょうか。
さらに妻が用意したり準備したりして、それが完了すると、旦那がその旨を姑(母親)に伝えます。
このとき旦那は「嫁がやってくれた」と言うかもしれませんが、旦那が自分でやったかのように伝えるかもしれません。
姑にとっては、それが息子がやったのか嫁がやったのかは、さして問題ではありません。
どちらにしても、やってくれたのは息子であり、息子に対する感謝の気持ちで「ありがとう」と言うでしょう。
中には嫁がやったと承知の上で「嫁のしつけがよくできている息子だ」という気持ちから、息子に感謝するかもしれません。
いずれにしてもその手柄は旦那(息子)のものになるのです。
旦那が仮に「母親が、ありがとうと言ってくれって、言っていたよ」と伝えたとしても「その感謝」を、姑が妻に直接言うことはないというのがありがちなパターンです。
もちろん妻は報われません。
ここに嫁姑問題が起こる一つの原因があるんです。
すなわち、嫁姑問題は、嫁と姑だけに目線が行きがちですが、実際は違うということです。
嫁姑問題は、「旦那」という存在が大きく関係しています。
嫁姑問題を解決する1つの方法とは
嫁をやめる
ではここで、嫁姑問題を解決する1つの方法をご紹介します。
それは「嫁をやめる」という解決方法です。
嫁姑問題で離婚を考えるぐらいなら一度嫁をやめてみませんか?
妻も旦那も姑も、それぞれが対等な立場で自由とするわけです。
嫁をやめた後はこうなります。
妻が旦那から用事を頼まれました。
けれどもそれは、旦那が姑から頼まれた用事です。
妻にとっては、自分が姑から直接頼まれたわけではありません。
姑の中に「それは妻がするだろう」という目論見があると察知できるとしても、他人の思惑は、嫁をやめた妻にとっては関係のないことです。
もし姑が、妻にしてもらいたいと思っているのであれば、姑が直接妻に依頼すべきですよね。
そもそも姑が、嫁にしてもらいたいことを旦那に伝えるのは、それがすでにパターン化しているからだといえます。
そんなパターンが日常的するから、妻のストレスが増大するんです。
ですから、あくまでも、姑から用事を頼まれたのは旦那だという捉え方をすれば、妻が「ああ。そう。じゃそれはあなたがお願いね」と断ったとしても、まったく問題ないということなのです。
遠まわしに断るほどカドが立つ
多くの人が遠まわしに断った方がカドが立たないと思っています。
たとえば旦那が遠まわしに「嫁が怒っていた」ということを姑にほのめかしたら、姑はどう思うでしょうか。
これは言わば告げ口です。
姑は、旦那の口から聞くことによって、嫁に対して悪い印象を抱くでしょう。
あるいは急に気をつかうようになるかもしれません。妙に優しくするようになるかもしれません。
いずれにしても姑の態度が急変すれば、妻は「旦那がこの前のことで姑に何か言ったに違いない」と気づくでしょう。
妻は妻で、旦那が何を言ったのか。どういう言い方をしたのかは気になると思います。
嫁姑問題では、妻は、旦那が自分の味方さえしてくれればその関係がよくなると思いがちです。
けれども実際はそうとも言い切れないということです。
旦那が妻の味方をすると姑との関係が悪くなると言っているわけではありません。
問題はそのやり方です。
こんな遠まわしなやり方で嫁姑の関係がよくなることは、ほとんど期待できないんです。
もし姑との関係をよくしたいのなら、それは、姑か妻のどちらかが、自分のほうから働きかけて、二人がその問題について心を開き、素直に話し合うことができたときだけではないでしょうか。
カドが立たないと思って動くことが、実はその方が「カドが立っている」ように動いている場合が多いということです。
嫁の役割をやめると見えてくるもの
妻が嫁という役割や立場をやめるとしたら、旦那の母親である姑のことは「すべて旦那に任せる」という発想でも構わないということです。
もちろんその代わり、「妻の両親や身内のことは妻が引き受ける」という覚悟は必要です。
そんなふうに、お互いの両親や身内のことは、妻や旦那もそれぞれに「自分が付き合っていく」というのでもいいのではないでしょうか。
一見、悪妻になることをオススメしているようですが、実はこれはその反対です。
というのは、こんな嫁姑の関係の中に、それに関わる人々の本当の問題があって、しばしば、それを隠すために巧みなコントロールが織り込まれている場合があるからです。
妻が姑の頼みを断れば、旦那は、自分でそれをやらざるを得なくなります。
このとき、これまで覆い隠されていた「母親と息子」の問題が一気に浮上します。
旦那が姑からの頼まれ事を妻にやらせる場合、当初、妻の目には旦那は「母親にやさしい親孝行」のように映ります。
けれども妻が嫁の役割から外れていったとき、妻は徐々に、そうではないことに気づき始めます。
それは何故なら、旦那は姑に言われても、自分ではなかなか動こうとしないからです。
「私にはいつも、姑の言うことを従うように言いつけてきたくせに」
妻はこう不満を抱くわけですが、実はこれが旦那の本心なのです。
旦那はもともと「親に従わなければいけない」という家庭環境で育ってきました。
そのために「母親に従うことはイヤだ」と思っていても、それに反発すると罪悪感が残ります。
「もう、親の言いなりにはなりたくない。でも従わないと罪悪感が起こる」
旦那はそんな葛藤の狭間にいたわけです。
親孝行しなければならない。母親の言うことには従わなければならない。
でも従いなくはない。
この相反する願いを叶えるにはどうすればいいか。
「そうだ!嫁がやればいいんだ。そうすれば、自分の従いたくない気持ちも叶う。親孝行もできる」
無意識のコントロールというのは、こういうことです。
だから妻が嫁の役割から降りたとき、旦那は姑に言われても、なかなか動こうとしないというわけです。
嫁をやめるということで、嫁姑問題が母子問題に変わるんですね。
旦那が姑から自立することが先決
妻が嫁の役割を降りてしまえば、旦那はいよいよ母親と向き合わざるを得なくなります。
それは旦那が長年避けてきた問題なのです。妻が旦那(息子)の代役を引き受けている限り、旦那はずっと自分の問題と向き合わずにすみます。
そんな親子の確執を背景にして、妻が姑のために旦那の代役を果たしているのだとしたら、それは突き詰めると、嫁姑問題のストレスは妻が自ら作り出しているということにもなるのです。
旦那に自分の母親と向き合わせることで、母親から自立するきっかけを与えることにもなります。
一見、妻が悪妻のように映る行動が、もしかしたら、本当の「親子の愛」を築くきっかけになるかもしれないのです。
もちろん、旦那が姑とどのような関係を築くのかは二人の問題です。
その間、もしかしたら、妻は夫婦関係をいったん保留して、旦那を息子として母親に返すような状態になるかもしれません。
そうすることでもしかしたら、旦那はさらに母親との密着度を強くするかもしれません。それによって、妻と旦那の関係は、遠のいてしまう可能性はあります。
あるいは旦那は妻がいなくなってようやく、妻が自分の肩代わりをしてくれていたことに気づくかもしれません。
しかし、その行為が旦那を自立させるチャンスになり、嫁姑問題を一気に解決するかもしれないのです。
嫁姑問題より自分のための時間を
嫁姑問題に悩み離婚を考えている方にそれを解決する方法を1つご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
「嫁をやめる」
これを言葉だけで見ると「そんなことできるか!」と思われるかもしれません。
しかし嫁姑問題の解決には、こういった発想が大切だと思うんです。
いろいろな嫁姑の関係があり、一概には言えないところはありますが、嫁姑問題で悩み離婚まで考える方はおそらく責任感が強く真面目な妻が多いのではないでしょうか。
だからそんな人ほどこう考えて欲しいんですよね。
「姑は旦那の母親であって、自分とは関係ない」と。
開き直っていいと思うんです。
旦那(息子)と姑(母親)の問題にあなたが巻き込まれる必要はないということです。
嫁姑問題で離婚を考えている方は明日ぜひ旦那にこう伝えてください。
「わたし今日から嫁やめるから」と。
後はどう判断するかは旦那に任せればいいんです。
「嫁をやめる」ための具体的な考え方はこちらの記事で確認してくださいね。
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