うちの旦那はこだわりが強い。コミュニケーションも下手だし。もしかしてアスペルガーかもしれない。
困った旦那、むかつく旦那、しんどい旦那、ストレス発生源の旦那・・・。
赤の他人なら「もう付き合わない!」とさっさと関係を断ち切ることもできますが、旦那が相手ならそうもいきません。
アスペルガーの旦那は、人間関係の構築が独特です。
「こだわり」が強く、「こうあるべき」と思い込むとそれにとらわれて融通がきかなくなり、妻にストレスを与えてしまうこともしばしば。
今回は、「もしかしてうちの旦那はアスペルガー?」という方向けに、こだわりの強い旦那やコミュニケーション下手な旦那との上手な付き合い方ををご紹介していきます。
こだわりが強い旦那はアスペルガーの可能性がある
アスペルガーに代表される「発達のかたより」とは、仕事はできるのに人とのかかわりだけが極端に不器用、頭はいいのに片づけが苦手、などというような「能力のでこぼこ」のこと。
これは「脳のクセ」のようなものです。
「発達のかたより」というとマイナスイメージが強いかもしれませんが、「誰にでもある得意、不得意が極端に表れていてこだわりが強い」と考えてみると、わかりやすいのではないでしょうか。
そして、この得意・不得意がすごく極端でこだわりが強い旦那はアスペルガーである可能性があります。
コミュニケーション下手な旦那はアスペルガーかもしれない
「アスペルガー症候群」には、大きく4つの特徴があると言われていて、コミュニケーション下手なのが大きな特徴です。
ここではその4つの特徴をお話していきます。
あなたの旦那がアスペルガーかどうかの一つの目安にしてください。
社会性の特徴(対人関係の問題)
一つ目のアスペルガーの特徴は、「社会性の特徴」というもの。
人とかかわるのが苦手で、集まりや、人込みの中にはできれば行きたくない。
ひとりで家にいるのが好きで、本を読んだり、パソコンにはまったり、人と過ごすよりはモノと過ごす方が好きです。
友達がほとんどいないという人から、ごく少数の人と付き合う人までさまざまです。
人とかかわりたいけど、どんなふうにかかわればいいのかわからないという人や、コミュニケーション下手で、なかなか人間関係を維持できないという人もいます。
なかには友達がたくさんいる人もいますが、ひとりよがりな付き合い方で、相手からあまり友達とは思われていなかったり、自分の目的のために、自分の目的のために相手を利用していると思われるような付き合い方をする場合もあります。
その場の雰囲気に合わせた振る舞いができない
「普通、こうよね」とか「一般的にこうよね」というような、相手との共通の理解や暗黙の了解をもちにくいので、アスペルガーの旦那は、年齢相応の社会常識やマナーが身につきにくく、相手やその場の雰囲気に応じた立ち振る舞いがなかなかできません。
逆に規則や常識をいったん身につけると、必ずそうしなければいけないとかたくなになるケースが見られます。
距離の取り方が下手
相手との距離感の取り方が下手なのも、アスペルガーの特徴の一つです。
何度会ってもなかなか人に打ち解けられない場合もありますが、すぐになれなれしくなるなど、距離感が近すぎるアスペルガーの旦那もいます。
距離感が近すぎて、誰とでも話せるというのは一見社交的のように見えますが、相手の目にはずうずうしいとか、人にずかずかと近寄る空気の読めない人と映るケースもあります。
コミュニケーションの特徴
二つ目のアスペルガーの特徴は、「コミュニケーションの特徴」というもの。
会話はキャッチボールと言われますが、こちら投げかけた言葉を相手が受け止め、相手が投げ返した言葉をこちらが受け止めてというように、会話は交互に行われるものです。
けれども、アスペルガーの旦那の中には、自分の思っていることばかりを話して、相手のいうことを聞かないなど、こうしたコミュニケーションができず、会話が一方的だったり的外れだったりすることがあります。
言葉以外のコミュニケーションも苦手
また、視線の使い方やジェスチャーなど、言葉以外のコミュニケーションも苦手。妻のほうに視線を向けなかったり、妻の顔を見ないで話したり。
普通であればそんなことをしたら、相手は「よほど嫌われているのかな?」と思ってしまいますが、そんなことは気にしないという人もいます。
表情が乏しい場合も
表情が乏しい人もいます。
最近、タレントのおかもとまりが、「うちの旦那は軽度の発達障害」であることを公表していましたね。
あくまで個人的な見解ですが、この旦那さんの表情はこれに近いものがあるかもしれません。
逆にいつもニコニコ笑っていたり、喜んでいても、表情でうまくあらわせないので、「なんだか怒っているのね」と思われたりすることもあります。
聴覚を使うより、目で見て考える
アスペルガーの特徴の一つに、耳から入った情報がうまく処理できないというものがあります。
妻の言った言葉の意味を本当に理解するまで、時間がかかることがあります。
目で見た情報のほうが、理解が速い人が多いので、このタイプの旦那には、言ってもわかってもらえない場合、書いて伝えると伝わりやすくなるでしょう。
社会的想像力の特徴
三つ目のアスペルガーの特徴は、「社会的想像力の特徴」というもの。
この手の旦那は、先のことを考えたり、全体像を想像するのが不得意なので、いつものスケジュールやいつものやり方が変更されるのを特に嫌がります。
予定が急に変わっただけで、うろたえてしまうことも。状況に応じて臨機応変に判断するのが苦手なので、経験のないことをしなければならなくなると、どうしたらいいのかわからず困ってしまうのです。
自分が思ったことは曲げない
ひとつのことに没頭するという特徴が、「こだわり」「頑固」という形で現れることもあります。
たとえば、「妻は家事は怠ってはいけないもの」と、思い込んでいたりすると、少し家事をしないだけで妻を執拗に攻め続けたりもします。
相手の気持ちがわかりにくい
相手の気持ちもくみ取るのも苦手です。
自分の気持をわかっても、相手がどう思うかがわかりにくいという場合もありますが、自分の気持ちを理解し、表現すること自体が苦手な人もいます。
思ったままを口にしてしまう
普通は「自分が思っていても、それが相手を傷つけることなら言わないでおく」という暗黙のルールがあります。
例えば、妻の服が似合っていなくても、「今日も素敵な服装だね」と、妻をほめる旦那は多いはず。
しかしアスペルガーの旦那はお世辞が言えない、方便が使えない、本当のことを言って妻を怒らせてしまいます。
感覚の特徴
四つ目のアスペルガーの特徴は、「感覚の特徴」というもの。
ちょっとした物音に敏感だったり、暑さ寒さにうるさかったり、肌が敏感で、着るものは天然繊維でなければだめなど。
味覚が鋭く、ちょっとした味の違いにもうるさかったり、食べ物にこだわりが強いのも特徴の一つです。
コミュニケーション下手の旦那と上手く付き合うためには?
ここまでアスペルガー症候群の特徴をご紹介してきましたが、では、そんなコミュニケーション下手、アスペルガーの旦那とはどのように付き合っていけばいいのでしょうか。
旦那への期待値を下げる
対処法の一つは、旦那への期待値を下がることです。
「旦那にこうしてほしい」「もっとこうするべき」などと求めても、そもそも旦那にはそれだけの力がないのかもしれません。
受験のとき、自分の実力に見合った志望校を見つけることが大事なように、「この旦那はこのくらいしかできない」と受け入れましょう。
そして、これまでのいろいろな問題もちょっと棚上げして、それが解決しなければ始まらないという考えは手放してみてください。
旦那の困った発言をスルーする力も大事です。
話してもダメな旦那には、書いて伝える戦略がものすごく有効です。
「わざとじゃない」と知ろう
あなたの旦那がアスペルガー旦那だとすれば、旦那の信じられない行動は、わざとあなたを困らせようとしているのではなく、脳のクセからきています。
旦那がやってしてしまう「困ったこと」は、旦那がわざとやっているわけではない。
このことを知っておくだけでも、かなりの効果があります。
相手がわざと、わかってやっていると思うと人は苛立ちます。
旦那の特異な言動は「脳のクセ」のよるものだと理解しておいてくださいね。
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旦那が嫌い。旦那にイライラする。旦那がむかつく。という世の妻のために。
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