
離婚するということを子供に伝えるのは難しいことですよね。その説明の仕方によって、子供に与える影響は大きく違ってきます。
あなたにとってはいい旦那ではなかったとしても、子供にとってはかけがえのない父親です。
いくら父親を嫌っている素振りを見せていたとしても、子供がショックを受けることに変わりはありません。
子供に別居、離婚を切り出すときは、十分に準備をし、次の5つに気をつけることが大切です。
目次
離婚を子供に説明するときに気をつけたい5つのこと

「離れて暮らすことになっても、父親ということに変わりはない」と伝える
離婚を子供に説明するとき、悪影響を最低限に抑えるために、「離れて暮らすことになっても、父親ということに変わりはない」と伝えましょう。
離婚により父親に「捨てられた」と感じる子もいます。
「お母さんとお父さんは別れたけど、あなたとお父さんはずっと親子。いつでも会えるから」と話してあげてください。
父親と近くに住んででも、会える状態にしてあげるのがベストです。
父親の悪口は言わない

次の悪影響を最低限に抑える、子供への離婚の説明の仕方は、「父親の悪口は言わない」ということです。
「お父さんが悪いから離婚した」とは絶対に言わないようにしましょう。
大きくなってから「実は、あなたのお父さんは酒乱だった」などと言うのも避けましょう。
「自分は悪い親の血を半分引いている」と子供に思い込ませ、その人生に大きな影を落とすことになってしまいます。
「あなたは悪くない」と口に出して言う

離婚を子供に説明するとき、「あなたは悪くない」と口に出して伝えてあげましょう。
子供は両親の離婚に対して「自分のせいだ」「自分が無力だから両親を仲直りさせられなかった」と罪悪感に苦しむケースが多いものです。
「離婚はあくまで両親の問題であり、あなたは悪くない」と口に出して伝え、安心させてあげてください。
ウソをつかない

離婚することを説明するとき、「ウソをつくこと」もやめましょう。
「お父さんは仕事でいない」「いつか戻ってくる」などウソをつくことはお勧めできません。
ウソがばれたとき、子供はあなたに不信感を抱き、親から信用されなかった自分に自信が持てなくなります。
ただ、離婚原因などについてどこまで真実を伝えるかは、子供の年齢や生活によります。
「お父さんに好きな人ができた。でも、お父さんとあなたは親子だし、お父さんはあなたが大好きだから」と言って納得できる子か、「お母さんとお父さんは別々に暮らした方が仲良くできる」と、直接的な原因に言及するのは避けた方がいい子か、そのあたりは見極めが必要です。
別居は前向きな姿勢を伝える

なお、別居の際は、小さい子供が「お父さんは?」と心配したら「お父さんと喧嘩しちゃったのまた仲良くするために、ちょっとだけ別々に暮らすね」と説明してあげてください。
あなたが前向きな姿勢で「やり直すために別居する」と伝えることが、子供に安心感を与えます。
離婚家庭の子供の気持ちは?
ここまで、子供に離婚を説明ときに気をつけたい5つのことをお伝えしてきました。
ここでは、離婚家庭の子供の気持ちをいくつかお伝えしていきます。
離婚家庭の子供の気持ち①
佐々木早紀ちゃんは平成21年生まれの12歳。ご両親が離婚したのは3歳のとき。
物心ついたときにはお母さんとお兄ちゃんと、おじいちゃん、おばあちゃんとの生活が普通に始まっていて、お父さんがいないことについて不思議に思ったことはないそうです。
早紀ちゃんのご両親の離婚の理由は酒乱による家庭内暴力。暴力に耐えられずに1歳半のときに別居。
1年半も調停に時間がかかったのは、家業をついでもらうため養子縁組していた元旦那が財産分与を要求して、離婚になかなか合意しなかったからだそうです。
苦しみながら回を重ねる席で調停委員が「離婚後に別れた親の悪口を聞いて育った子に幸せな子はいない。あなたは賢いからわかるだろうけど、決してお父さんの悪口を言わずに育ててほしい」とアドバイスされたことがお母さんの心に響きました。
なかなか離婚の合意を得られずに相手を強く憎む気持ちもありましたが、アドバイスを守って離婚後も父親の悪口は子供たちに伝えることなく、同居する両親とも話し合って、まわりからも悪口が伝わらないように配慮しながら子育てをしてきました。
兄弟は定期的にお父さんと面会交流をしています。
「パパの好きなところは?」と聞くと「優しいところ、何でも買ってくれるところ、おいしいものを食べに連れて行ってくれるところ」という答えが返ってきました。
会うときにはいつも優しいお父さんだそうです。
「より幸せになるために」離婚を選んだと説明しましょう

離婚を子供に説明するとき、悪影響を最低限に抑えるために気をつけたい5つのことをご紹介しましたが、いかがでしたか。
最後にもう一度まとめておきますね。
離婚を子供に説明するとき、悪影響を最低限に抑えるために気をつけたい5つのこと
- 「離れて暮らすことになっても、父親ということに変わりはない」と伝える
- 父親の悪口は言わない
- 「あなたは悪くない」と口にだして伝える
- ウソをつかない
- 別居は前向きな姿勢を伝える
いざ、離婚となった場合、あなたが子供に教えてあげれることは、「愛し合っていても別れることがある」ということです。
旦那にはほとほと愛想がつきているかもしれませんが、できることなら旦那の「行動」と「人格」は分けて考えてみてください。
あなたが嫌っているのは、横暴、自己中心的、といった旦那の「行動」であり、「人格」まですべて嫌いになったということはないはずです。
「仲良くしようと努力したけど、お母さんとお父さんは、離れて住んだほうが楽しくできる」と、より幸せになるために離婚を選んだと説明してあげることが、子供の心に安定をもたらすのです。
関連記事>>旦那と別れたい!後悔しない旦那と別れる方法まとめ。これでクソ旦那とサヨナラしよう!
※こちらから☟当ブログのTOPに戻れます。
旦那が嫌い。旦那にイライラする。旦那がむかつく。という世の妻のために。
コメントを残す