
今笑っていたとしても、突然不機嫌になり怒り出すめんどくさい旦那。その態度の変わり方に、動悸をさせながら対応する妻は多いといいます。
「旦那が怖い。不機嫌になるタイミングがわからない」
コロナ生活のせいで、旦那はリモートワーク。旦那と一緒にいる時間も増えてしまい、毎日の生活が苦しくて仕方ない。
怖い旦那と一緒にやっていくのは、なかなかしんどいものです。
今回は、モラハラ旦那を持つ「旦那が怖い」妻の声をご紹介しながら、最後に「旦那が怖い」というそんな気持ちを解消していく方法をご紹介していきます。
・旦那が怖いときの対処法
・旦那が不機嫌でめんどくさいときの対処法
・あなたの旦那はモラ夫なのか?モラ夫チェック基準
「旦那が怖い!」と嘆く妻の5つの声

あなたは旦那のどんなところが怖いのでしょう?
突然声を荒げるからでしょうか?
怒り出すポイントがわからないからでしょうか?
それとも、暴力?
旦那が怖い理由はいろいろとあると思います。
まずは最初に「旦那が怖い」「不機嫌な旦那がめんどくさい」という妻の声をストーリー仕立てで5つご紹介していきます。
「うちの旦那に似てる」「こんな旦那もいるんだ」そんな気持ちで読み進めてみてください。
5つのストーリーの後に、旦那が怖いときの具体的な対処法をお伝えしていきます。
突然不機嫌になる旦那
旦那が怖いケースその1は、きっかけもわからず突然不機嫌になる旦那です。
いつもどおり旦那が帰宅したので、「おかえり」と玄関までお出迎えに行ったA子さん。
でも、旦那は何も言わずにA子さんの横を通り過ぎ、リビングに入ってしまいました。
旦那は子どもたちには「ただいま」とあいさつして、普通に会話をしています。A子さんは気を取り直して「今ご飯用意するね」と話しかけましたが、まるで相手にされません。
テーブルの上に用意された夕食が見えないかのように、旦那は不機嫌な顔で自分でカップ麺にお湯を入れて食べ始めました。
怖いモラハラ旦那が発動
「こんなに仕事で疲れて帰っても夕食はカップ麺かよ!」と突然大きな声で聞こえるように独り言を言います。A子さんはそんな旦那を怖いと思いながら、「おかず温めようか」と話しかけますが、まるで無視。
旦那は子どもとテレビ番組の話をしています。そして、A子さんを気にもせずに無言で横をすり抜けて、お風呂に入りに行ったのです。
これが典型的なモラハラ旦那の無視の仕方。
朝になっても旦那の無視は続き、「辛気臭い家だ」「こんな家、帰ってきたくもない」と暴言や舌打ちを何度も繰り返して、叩きつけるようにドアを閉めて会社に行きました。
このときは4日ほどで無視と暴言は収まりましたが、A子さんはこの間ずっと「旦那が怖い」と、心臓が早鐘のように鳴り続け、ついに緊張から体調を壊してしまいました。
このときの無視のきっかけは何だったのか、それは今でもわかりません。
きっかけも理由もないのが、モラハラ夫の特徴なのです。
機嫌が悪いと子どもの前でもお構いなしの暴言

旦那が怖いケースその2は、子供の前でもお構いなしに怒鳴り散らす旦那です。
Bさんは、いつもやさしかった旦那が突然機嫌が悪くなり怒り出したことに驚いていました。でも「その日だけのことだ」「あの日は体調もよくなかったんだろう」と自分自身を納得させていました。
ある日、頭痛がするからと家で休んでいた旦那が、頭痛も治まってきたのか「どこかに出かけるか?」と言ってきました。
でも体調が万全でない旦那のことが心配なので(内心は行きたくなかったのですが)、「行かない」と言うと機嫌が悪くなるかなと思いこう返事しました。
「体調大丈夫なの?今日は寒いね。息が白くなってる。今年初めてこんなに寒くなったね」
Bさんなりに気遣いしたつもりでしたが、旦那は不機嫌になり「行きたくないなら勝手にしろ!」と言われました。
Bさんは、その言い方がとても引っ掛かりましたが、この場は聞き流して、何もなかったかのように子どもたちと笑いながら話しをしていました。
すると旦那は「うるせーんだよ、くそばばあ、死ねばいいのに」と突然吐き捨てるように怖い声で言い放ったのです。
さすがに(その言い方はひどすぎる)と思いながらも、旦那が怖いBさんは黙りこくります。
怖いモラハラ旦那が発動
しばらくたってモラハラ夫は子どもたちに「お出かけしよう」と猫なで声で話しかけてきて、Bさんにも「あんたも行きたいならついてくれば?」と言いました。
でも、そんな言い方をされたら行きたくなるわけがありません。
「寒いし、私もこの子たちも行かないから」と言ったとたんに「てめー!誰に喧嘩うってんだ!一生後悔させてやる!」とすごい剣幕です。
そして壁を叩き、ドアを乱暴に占める、舌打ち、ため息の連続で、旦那が怖くてずっとBさんは震えていました。
以前のやさしかった人とはまるで別人のような態度。「豹変」という言葉がぴったりです。
渋滞もすべて妻のせいするめんどくさい旦那

旦那が怖いケースその3は、渋滞したことも妻のせいにするめんどくさい旦那です。
久しぶりの家族でのドライブ。旦那が計画してくれました。新緑の公園でのびのびと遊ぶ子どもたちと旦那の姿を思い描き、とてもわくわくしながらCさんはお弁当を作りました。
しかし、ゴールデンウイークの高速道路は、予想以上にひどい渋滞です。まったく動かない車の中で、飽きてきた子どもたちの機嫌を取りながら、イライラを募らせる旦那の様子を見て、いつ怒り出すかと今にも心臓が爆発しそうな状態でした。
怖いモラハラ旦那が発動
Cさんはそんな旦那が怒り出さないように「混んでるね。運転変わろうか?」と言ったのですが、その一言が旦那の逆鱗に触れました。
「てめえがこんな日に出かけようって言ったのが悪いんだろ」
「俺は休みの日は、家でゆっくり過ごしたかったんだよ」
と、すごい剣幕でまくし立てます。子どもたちも驚き、車内は一瞬で言葉もなくなり緊張に包まれたのでした。
このように、モラハラ夫はすべて相手のせいにすることが、とっても上手なのです。
車の運転でキレる怖い旦那

旦那が怖いケースその4は、車の運転でキレる怖い旦那です。
Dさんは家族で楽しくドライブ中。道路も空いていたので、旦那はいい気分で運転していました。
しかし、目の前にいた遅い車に態度が一変。そこは追い越し禁止の道路でしたが、その車がどうしても気にいらない旦那は、さまざまな嫌がらせ行為を始めました。
パッシングをしたり、自分の車を前の車ギリギリまで近づけて威圧したり。
それでもその車は遅いペースで走っています。遅いとはいっても法定速度を守ったスピードで、旦那の出したいスピードの方が法定速度を超えた違反です。
ついに、自分の運転のペースを乱すその遅い車に対して、旦那のイライラは頂点に達してしまったのです。
「ふざけんなよ!前の車!ちくしょ!」と文句を言い出し、何とか追い抜こうとしています。しかし、対向車もあるため、なかなか思うようにいきません。
Dさんも子どもたちも「危ないからやめて。ここは追い越し禁止だから」「あと少しで2車線になるから、もうちょっと待てば抜かせるよ」と言って、なだめようとしました。
怖いモラハラ旦那が発動
でも、旦那は自分が否定されたと思ったのか、これがまったくの逆効果。
「うるさい!今抜かさないとだめなんよ!」と、どんどん頭に血が上がってきました。結局、Dさんの言葉には耳を貸さず、強引に追い抜いたところを、その直後パトカーに止められ、追い越し禁止で違反切符を切られました。
それなのに旦那は、「あんなところを追い越し禁止にするのがおかしい」「俺は悪くない!」と言い訳ばかり。こうなると何を言っても無駄なので、もうそのことには触れないようにしました。
せっかくのドライブは台無しになってしまったそうです。
旦那の怖さは周囲には分からない

旦那が怖いケースその5は、こんなケースです。
コロナウイルスが流行りだしたことの話。帰宅した旦那に「手を洗ってうがいしてね」とEさんが言ったところ、「うるせー!別にいいだろうが!」との返事。
でもいいわけがありません。だって、コロナウイルスの予防には、うがいと手洗いは必須なのですから。子どもたちも習慣化しています。
それなのに、旦那が外からウイルスを持ち込んだら、せっかくの苦労が水の泡です。旦那のその言葉で、今まで溜まっていた不満が爆発したEさんは、「よくないから」と大きな声で言ってしまったのです。
怖いモラハラ旦那が発動
言った直後に後悔しましたがもう手遅れ。
「お前みたいなバカ女に文句言われる筋合いねーから!」「てめえが俺に指図するなんて100年はえーんだよ!」と怖い声で暴言の嵐が始まりました。
Eさんは、たった一言が100倍になって返ってくるのはわかっているので、ほかの部屋に行ったのですが、それでもEさんに聞こえるような大きな声で「くそ豚!」「食って寝たらまた豚が豚になる」「部屋が臭くてしょうがない!」とずっと言われ続けました。
そんな暴言を散々いっても、翌日幼稚園に子どもを送りにいくときは「帰りは大好きなママが迎えに来るからね」とやさしく送りだすのです。
もちろん幼稚園では、ほかの子どもや奥様から「やさしくて素敵なパパ」と言われています。
旦那が怖い方へ。めんどくさい不機嫌は「スルー」しよう

旦那が怖い5つの妻の声をご紹介してきましたが、いかがでしたか。
あなたの旦那に当てはまる内容はありましたか?
こんな旦那たちの行為は一般的に「モラハラ」と呼ばれるわけですが、旦那のモラハラ行為にはどうやって対処すればいいのでしょうか。
その対処法にいくつかの効果的な方法がありますが、一番大切なことはこれになります。
前兆を察知し、極力「スルー」すること
旦那のモラハラには、その前兆があることはご存知ですか?
旦那のモラハラに対して心の準備をし、絶妙なタイミングで適切な対応ができるようになるには、この前兆を察知することがとても重要になってきます必。
「会話をしていて返事が気にいらないとき」「自分の気にいらない状況になったとき」にその前兆が現れます。
たとえば、スーパーの駐車場が満車で探しても空きがなかったときに、イライラしだします。「ほかのお店に行こうか」「少し待てばきっと大丈夫だよ」なんて言ったら、「ちくしょう!俺はここに停めたいんだ!」となります。
こうなると、何を言っても無駄なので、止めようがありません。
ではどんな対応をすればいいのか。答えは簡単です。
何も言わずに、イライラしていることに気づかないふりをすることが一番です。
何を言っても、どんな対応をしても旦那のモラハラは始まるのですから、ここはスルーするのが最善なのです。
旦那が不機嫌なときは傍観者になる
もし不機嫌な旦那に何か言われても「あぁ」とそれだけでいいのです。返事をしないと「無視かよ!」とまたネタにされるので、そこは「あぁ」といいとも悪いとも判断できない言葉を言ってください。
スルーとは「傍観者になる」「気にしない」「聞き流す」「逆転の発想をすること」。
これができると怖い旦那との生活がだいぶ楽になってきます。
でもあなたはきっとここでこのように思いますよね?
「言ってることはよくわかります。でも、そうはいっても、それができないから困っているんです。」
そんなときは次のような考え方をしてみてください。
「また始まった」
「いつものこと」
「今度はどれぐらい続くかな」
「成長しないな」
「今日の言い方はなかなかの迫力ね」。
こんな調子で「モラハラ旦那はテレビの中の出演者」、あなたは「視聴者」として見てみるんです。

特に最後の「今日の言い方はなかなかの迫力ね」なんていう見方は特におすすめです。
他人事だと思えば、怖い言葉もあなたの心に入ってこなくなります。
最初はなかなか難しいかもしれませんが、頑張ってこのような考え方を習慣化していってください。そうするうちに、怖い旦那に対する心の持ち方が身についていきます。
旦那が不機嫌でも気にしない
モラハラ旦那に暴言を吐かれても「私が悪い」などと自分を責めてはいけません。モラハラ旦那を持つ妻は、まじめで心優しい方が多いので、暴言を真正面で受け止めてしまい、負のスパイラルに追い込まれます。
旦那の暴言は勝手な理由で始まります。
あなたは何も悪くありません。
ですから「気にしない」を徹底してください。
こんな言葉があります。
「思考が変わると行動が変わる」
「行動が変わると習慣が変わる」
「習慣が変われば人格が変わる」
「人格が変わると運命が変わる」
気にしないことに慣れてくると、徐々に周りの環境がいい方向に変わっていきます。
聞き流す
モラハラ旦那の怖い暴言は「聞こえない」「聞いてはいけない言葉」と捉え、「まあ、いいか」という鈍感な心で聞き流してください。
たとえモラハラ旦那が間違ったことを言っても、「それは違う」と正論で返さずに「明日は雨だって」と話題とまったく関係のない言葉を返して聞き流してください。
口が達者なモラハラ旦那に反論しても、労力の無駄。正論はモラハラ旦那の勝手な解釈にすり替えられて、最終的には「お前が悪い」という結論に持っていかれるだけです。
逆転の発想をする
逆転の発想もおすすめです。
たとえば、旦那があなたに「おまえは価値がない人間だ」と、怖くすごんできたなら、「そんなに自分が価値がある人間だと思っているのかな」と反対のことを考えてください。
「ご飯食べたよ」という言葉を無視されたら、「ああ今回はいつまで続くかな」とゲーム感覚でモラハラ旦那の無視を遊ぶ余裕を持ってください。
スルーを続けると怖い旦那がおとなしくなる
そんなこと簡単にいうけど、「旦那が怖い」気持ちを押し殺してスルーなんてできない、と最初は思われるかもしれません。
しかしこのようにスルーを続けていると、少しずつモラハラも治まってきます。
これにはハッキリとした理由があります。
それは旦那側が、モラハラをしても妻から何の反応もないので、いじめ甲斐がなくなってくるからです。
モラハラは簡単には治りませんが、「どんな対応がいいのか」と、モラハラ旦那への作戦をたて、ゲーム感覚で楽しみながらいろいろな方法を試してみると、心のダメージも少なくてすみます。
怖い旦那と毎日を一緒に暮らしていくのはしんどいことですよね。そんなときは、今回のこの記事の内容をちょっと思いだしてみて参考にしてみてください。
何事も「まあ、いいか」の心でスルーする、鈍感な心を持ってくださいね。
旦那が怖い方へに合わせて読んでほしい記事

今笑っていたとしても、突然不機嫌になって怒りだす旦那!その突然怒りだすポイントはどこにあるのか!?
ここでは、「旦那が怖い」と悩む方向けに、モラハラの特徴とチェック方法を詳しくご紹介しています。
怖い旦那の総称「モラ夫」とは?
モラ夫とは「モラルハラスメント」という精神的暴力を行う夫の総称です。
「精神的暴力」とは、相手を傷つける言動により精神的に追い込むこと、これは身体的暴力と違って、周りの人には気づかれづらく、知らない間に精神がどんどん病んでいってしまうので、周りに助けを求めることはとても難しいのです。

モラ夫には次のような特徴があります。あなたの「旦那が怖い」ポイントはどのあたりですか?
- 機嫌が悪いときは、料理を作って待っていても、その料理には手をつけず、自分でカップラーメンを作って食べる。
- いくら話しかけても返事は一切せず、独り言で「うるせーよな」とつぶやく。
- 機嫌よくお出かけしても、渋滞のイライラで機嫌が悪くなり、出かけたことも渋滞したことも全部妻のせいにする。
- ほかの人がいる前で「こいつは本当にバカで」「本当にどうしようもないんですよ」と、妻を批判することで場を盛り上げようとする。
- テレビのリモコンを独占し、家族が見ている番組の途中でも、平気でチャンネルを変える。
- 口はとても達者で反論できない。
- 妻の友好関係すべてがろくでもないものと思っている。
- ほかの人たちの前ではとてもいい人。
- 「これ以上は言わないけど」と言葉を途中で止めて不安をあおる。
- 自分が一番優れていると思っていて、プライドが高い。
もし、あなたの旦那が一つでも該当するもがあるなら、こちらの記事を一度確認してみてください。
怖い旦那への反論は9割ほめて1割本音

「旦那は怖いけど、やっぱり一言いいたい。」
そんなときありますよね。でも、自分の思ったことをそのままモラハラ旦那に言わないようにしてください。
ポイントは、9割ほめて1割本音です。
つまり、話の9割は相手をほめて、残りの1割で本音をさらりと言うこと。
こちらでも、モラハラ旦那の具体的な対処法を詳しく解説しています。
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