
パチンコ依存症(ギャンブル依存症)にはたくさんの不幸が付きまとっています。
多重債務による蟻地獄、自己破産、離婚、行き着くところは犯罪にまで手を染める。
こんな闇が深い、パチンコ依存症(ギャンブル依存症)は一体どうすれば克服することができるのでしょうか。
今回はこの依存症を克服するための7つのサイクル そのうちの「決意」と「克服」についてお話をしていきたいと思います。
目次
パチンコ(ギャンブル)はもうやらないという決意

「パチンコはもうやらない!」
この言葉をパチンコ依存症(ギャンブル依存症)になった人を抱える家族たちは、どれだけ待ち望んだことでしょう。
これは過去に何度も聞かされた言葉であり、その都度信用させられ裏切られるという経験をされているはずです。
しかし今回はいつもとは違います。
今回はこの「パチンコはもうやらない!」という言葉に行き着くまでに、前回の記事でご紹介したこの3つのサイクルを依存者本人が経験しています。
そのサイクルとは、学習、気づき、認知の3つのサイクルです。
※まだご覧になられていない方は、こちらから先に読まれることをお勧めします。
パチンコ依存症(ギャンブル依存症)とは?その症状と特徴を3段階で解説!あなたの旦那さんは大丈夫? – 旦那という生き物。
特に「自分はパチンコ依存症(ギャンブル依存症)であるということを認める行為である、【認知】は依存症を克服するために必須の行為です。
そしてその認知をクリアした後の【決意】
もう一度家族の方がこの決意を信じてあげることが重要です。
何回も嘘をつかれ裏切られてきた依存症者を信じなさい、というのは無理難題かもしれません。
そこで信じてあげるための根拠となる項目をいくつかあげてみます。
- パチンコを必要としない生き方に理解を示せるようになった
- 克服の必要性を自ら語り始めた
- 半年以上やっていない
- 必要以上のお金を持ち歩かなくなった
- 使途不明金がなくなった
- 家族喧嘩がなくなった
- 家族行事に参加するようになった
- 身なりがキチンとしてきた
- 笑顔が見られるようになった
- 仕事に前向きになった
- 約束の時間通りに帰宅するようになった
- 嘘をつかなくなった
これらの項目から、数項目の行為が見られたら間違いなく、克服の努力をしている証拠です。
克服することを信じて応援してあげてください。
逆にこれらの努力が見られないようでしたら、まだ決意の度合いが低い可能性があります。
学習、気づき、認知のサイクルをもう一度確認された方がいいでしょう。
パチンコ依存症(ギャンブル依存症)を克服しなおす方法9選!

それではパチンコ依存症(ギャンブル依存症)を克服するための具体的な方法を9つご紹介していきます。
ここまでのサイクルである、学習、気づき、認知、決意は依存症者だけではなく家族も含めた対応が必要不可欠でしたが、この克服作業は何より依存症者本人が気を引き締めて取り組む必要ある項目です。
依存症者本人は心して読んでください。
克服しパチンコ依存症(ギャンブル依存症)をなおす方法は、次の9つのポイントを確実に実行することが大切です。
それでは順にお話していきます。
嘘と隠し事はしない
嘘と隠し事は克服を難しくしてしまいます。
嘘と隠し事こそ、依存症の正体といっても過言ではありません。
隠す行為は病気に蓋をしているだけで、かえって病を進行させてしまいます。
信用と将来性と立ち直りなどを期待する気持ちとは逆行しますが、この逆行する勇気がなければ克服は難しくなります。
もし依存症の問題を隠し生活をするなら、一時的にやらない期間を作るだけで、後に再熱という結果を招くことにつながるだけです。
まずは、自分はパチンコ依存症(ギャンブル依存症である、ということを素直に認め、それを嘘で隠してしまわないことです。
家族に真実を告げる
過ちを知られては困ると思っている依存症者の方は、ギャンブルをやめることができない真実を家族に告白してください。
包み隠さず真実を話すことがポイントです。
必要以上のお金を持ち歩かない
必要以上のお金を持ち歩くと軍資金になってしまいます。
今までにもこれで失敗しているはずです。
克服を目指す初期段階では絶対厳禁です。なぜなら初期段階は、「やらない」という我慢をしているだけで、条件が揃えば簡単にパチンコ(ギャンブル)をやってしまうからです。
少なくとも2~3年は必要以上のお金は「持たない、持たせない」を合言葉にしましょう。
少額であっても借金しない
依存症者は今までにあらゆる方法で借金を繰り返してきているはずです。
借金に慣れ、借金に疲れ、借金に追われ、最後は家族に肩代わりを要求する。
この悪習慣を絶たなければパチンコ依存症(ギャンブル依存症)の克服はできません。
たとえ明日返せる少額であっても借金をしてはいけません。
簡単に借金しようとするマインドを修正することが大切です。
パチンコ(ギャンブル)の存在を否定する
人生狂わせたパチンコ(ギャンブル)の存在を否定してください。パチンコ(ギャンブル)を人生の友と勘違いし、破壊的な刺激を求めては大切な人を苦しめ、自らも苦しみことになります。
否定できないときは、やらない期間に満足するだけで、後の人生で再びやり始めてしまう危険性が残ります。
パチンコ(ギャンブル)に敵対心を持つ
パチンコ(ギャンブル)は少しでも油断すると「やりたい病魔」がたちまち襲ってきます。
しばらく我慢できたとしても敵対心を持っていないと「少しだけ」と言い訳しながらまた手を出してしまうことになります。
依存症を甘く見ると、ホームレス、犯罪者、孤独死、自殺という最悪の結果を招くことになります。
大切な人(他者)の幸福を優先する
大切な人の幸福を願う心を育て、苦労をかけた人への恩返しをしましょう。
これらの心が依存症の元凶と闘ってくれます。
他者の幸福を優先させる心は、利他的行動といい、克服のための勝利の方程式になるのです。
セミナーに参加する
セミナーは依存症者本人だけの参加では成果があまり期待できません。
ですので家族で一緒に参加することをお勧めします。
セミナーでは、他の依存症者の方の体験から多くのことを学ぶことができます。
多くのパチンコ依存症(ギャンブル依存症)の方が「いやいや。セミナに参加する必要まではないだろう」と思いがちです。
しかし本当にこの病気を克服しなおしたいと思うのなら、やはり専門家に相談することが一番です。
下のサイトは依存症からの回復を支援する一般財団法人です。ぜひどのようなものか一度ご覧ください。
克服を絶対に諦めない
克服途中で「やりたい」という気持ちが再発しても「絶対に諦めない」という気持ちで戦い続けることができるのなら、依存症は必ず克服できます。
そして本当の幸せをつかむことができます。
絶対に諦めないという強い気持ちをもってください。
この克服9選を大切にできたら、間違いなく困難を乗り越えることができます。
本当に克服し治したいのなら参加型の方法を!

今回はパチンコ依存症(ギャンブル依存症)を克服しなおす方法として、9つのポイントをご紹介しました。
最後にもう一度まとめておきます。
パチンコ依存症(ギャンブル依存症)を克服する方法は
- 嘘と隠し事はしない
- 家族に真実を告げる
- 必要以上のお金を持ち歩かない
- 少額であっても借金はしない
- パチンコ(ギャンブルの存在)を否定する
- パチンコに敵対心をもつ
- 大切な人(他者)の幸福を優先する
- セミナーに参加する
- 克服を絶対に諦めない
克服方法の9つのうち「セミナーに参加する」をあえて赤字で記載した通り、パチンコ依存症(ギャンブル依存症)を克服するには、専門家への相談、セミナーへの参加が一番です。
「克服の説明をしておいて最後は専門家に丸投げか!」と思われるかもしれません。
でもその通りなんです。
ハッキリいって、パチンコ依存症(ギャンブル依存症)は素人が小手先の知識だけで克服しようとしても簡単にできるものではありません。
「やめた」と思ってもそれは「一時期やれていない」だけの話なんです。
「やっていない」ではありません。
「やれていない」です。
仕事が忙しくて時間がない、軍資金がないなど、そのような理由で「やれていない」だけなんです。
誘われる、軍資金ができる、時間ができる、ストレスフル、再びこのような状態になれば、必ずまた手を出します。
それは本当の克服ではありません。
克服は依存症者と家族だけでは一般論などを繰り返し、共依存などで症状を悪化させてしまうことがあります。
依存症の知識を持ち合わせていない家族同士なら、自己責任の主張も当然だと思います。
何回もいいますが、この依存症は常識論や感情論で片付く簡単な問題ではないんです。
特に重度な依存症を発症している場合は、パチンコ依存症(ギャンブル依存症)の恐ろしさを再認識していただいて、セミナーに参加するなどの「参加型の克服」をぜひ本気で検討された方がいいでしょう。
ぜひパチンコ依存症を克服していただいて、実りのある幸せな生活を送ってください。
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