旦那のお金にまつわる問題を一刀両断!
全国の既婚者900名に聞いた損保ジャパン調査の「夫婦の財布のひも調査」によると、夫婦間でお金のトラブルがある人は半数を超え、旦那のお金にまつわるトラブルを経験した妻の約3割は離婚を考えたといいます。
お金の問題は、日常的な夫婦喧嘩の火種になるだけではなく、場合によっては真剣に離婚を考えるような、夫婦の危機を招く重大事なことなのです。
今回は、旦那のお金にまつわる問題はどうすれば防げるのでしょうか。私なりの処方箋をお伝えしていこうと思います。
目次
旦那のお金問題実例4選とその対処法
「誰に食わせてもらってるんだ」が口癖の旦那
旦那のお金問題、最初の一つ目は、これが口癖の旦那です。
「誰に食わせてもらってるんだ!」
「生活できているのは、おれが稼いでやってるからだ!」が口癖の旦那。「おまえたちにも金を使わせてやってるんだぞ」と言われたことがあります。
そんな旦那の暴言を聞くたびに、「私が家事を全部しているおかげで、あんたが外で稼いでこれるんじゃない!」と怒りがこみあげ、胃がキリキリと痛みます。
(46歳・結婚20年)
「誰のおかげで生活できてるんだ」という旦那の発言は、妻が最も怒りを感じる言葉の一つですよね。旦那には「家族を養っているのはおれだ」という強い自負があり、この言葉さえ発せば、妻も子どもも文句は言えまいと思っているのです。
しかし、言われた側からすれば、「そのとおりです。稼いできてくれてありがとう」と思うわけがありません。この事例のように、反論をグッとこらえて怒りをガマンするか、激しい夫婦喧嘩に発展するのがオチです。
旦那のお金問題処方箋
このようなお金を稼いでいることに自分の価値を見出そうとする旦那には、自分も働きにでて経済力をつけることが必要です。
ただし、こういう言葉を発する旦那は特に、妻が働きにでることを嫌がります。妻がお金を稼ぐようになると、自分の存在意義が脅かされる、という不安があるからです。
妻が働きにでようとすると、旦那は強く反対したり抵抗したりします。けれども、旦那とバトルしてでも、妻が仕事を持って、お互いに自立した関係になるのがベストです。
旦那が生活費をくれない!渡してくれない!
こんな悩みを持つ妻は世の中に多いとききます。
ダメ旦那がギャンブルにのめり込んだり、趣味にばっかりお金を使ったり、水商売の女に貢いだり。生活費を家庭に入れなければ、家族は困るということを分っているはずはのに、生活費をくれない旦那。
共働きで妻側に稼ぎがあれば、まだ何とかなるところはありますが、妻側に収入がなければお手上げです。
生活費をくれない旦那
旦那のお金問題、次の実例は「生活費をくれない旦那」です。
一時、旦那が生活費をくれない時期が続き、貯金も底をついて借金を抱えたことがあります。そのときは真剣に離婚を考えました。
財布はすべて旦那が握っているので、毎月、渡された生活費でやりくりするしかありません。しかも旦那は、お金があればあるだけ使ってしまうタイプ。
老後が不安でなりません。
(45歳・結婚21年)
専業主婦の妻に、旦那が生活費を渡さないのは大問題です。こんな状態では、生活が成り立ちません。
離婚をちらつかせる、または旦那の勤務先に相談するなど強硬手段を使ってでも、妻が旦那の収入を管理する形にかえる必要があります。
このほか、旦那の浪費に関するよくあるお金問題に、「妻になんの相談もせずに、旦那が大きな買い物をしてしまう」というものがあります。
例えば、旦那が勝手にボーナスを車の購入に使い、住宅ローンや子どもの学費にボーナスをあてようとしていた妻は、支払いに困ってしまう、というケースです。
ここから「おまえの家計のやりくりが下手だ」「あなたの無駄遣いが悪い」と、喧嘩に発展するのです。
旦那のお金問題処方箋
旦那がお金にルーズな場合は特に、むやみに浪費しないよう、お金の使い方や家計の管理法について、夫婦できちんと話し合ってルールを決めておくことが必要です。
「この金額以上の買い物は、夫婦で相談してから決める」などのルールをあらかじめ決めてないと、この手のお金問題は回避できません。
ケチでセコイ旦那
旦那のお金問題、次の実例は「立て替えたお金を1円単位で請求するケチでセコイ旦那」です。
私の旦那は、お金にやたら細かいんです。買い物などで立て替えてもらったお金を清算するとき、1円単位まで要求してきます。
「端数くらい」と何度も喉元まで出かかっては、飲み込みます。私の日常の買い物の、レシートを細かくチェックしては「無駄遣いじゃない?」とネチネチと指摘してきます。
(40歳・結婚15年)
「ケチでセコイ」は、言い換えれば「金銭感覚がしっかりしていて、お金の管理がきちんとできる」ということです。決して悪いことではなりません。
まじめで几帳面なタイプの旦那は、一般的にお金に関してもきっちりしていて、ケチな人が多いようです。お金にルーズな旦那に比べれば、よっぽどマシじゃないでしょうか。
とはいえ、買い物のレシートまでいちいち旦那にチェックされるのは、さすがに鬱陶しいものです。
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旦那のお金問題処方箋
お金のマネージメントには、内向きと外向きの2種類があります。倹約(経費削減は、内向きのマネージメントです。逆に、「お金の細かいことを考えるのはめんどくさい。倹約にエネルギーを使うぐらいなら、お金をもっと稼ぐべし」と考えるのが外向きのマネージメントです。
専業主婦で、旦那が家計にうるさく口出ししてくるようであれば、妻がパートに出たりして総収入をアップさせるのも、1つの手です。
自分が稼いだお金のうちの何割かを、自由に使えるお小遣いに回しましょう。旦那に文句を言われることなく好きなものにお金を使うことができ、ストレスは解消されます。
お金をせびる旦那
旦那のお金問題、次の実例は「おこづかいが足りなくなるとお金をせびる」旦那です。
おこづかいを勝手に値上げされ、しぶしぶその金額を毎月渡しているのに、旦那はしょっちゅう私にお金をせびります。
おこづかいはありたっけ使ってしまい、さらに家計から借りたお金でお酒を飲み、たばこを吸います。そのため家計は火の車で、私はやりくりに必死です。
家のローンや子どもの教育費で大変なのに。
(38歳・結婚12年)
これも、旦那のお金問題によくあるパターンです。
旦那が浪費家の場合、おこづかいを何に使っているかが問題です。飲みに行くとつい部下におごってしまう、タバコ代がかさむ、といった理由であれば、健康兼の心配はありますが、さほど深刻ではないでしょう。
ただし、ギャンブルにのめり込んでいるような場合は要注意です。なかでも多いのが、旦那がパチンコにはまり、妻に内緒で消費者金融で100万円単位の借金を抱え込んでいた、というケースです。
普通の人はパチンコ屋の騒音環境には長時間いられないものですが、この手の旦那は、あの大音響の中でパチンコ玉の流れを眺めていると、不思議と心が落ち着くようです。
しかも、ときに大当たりして高揚感も得られるので、癖になるのでしょう。
一方、若い人に目立つのが、携帯ゲームへの依存です。借金を抱えることはまれですが、家族で食卓を囲んでいるときも旦那がゲームを手放さない、という不満をもらす妻が増えています。
旦那のお金問題処方箋
この手のお金問題を持つ旦那の処方箋は、あなたが根負けしてお金を渡してしまわないことです。せびられると、ついついお金を渡してしまう気持ちもわからなくはないですが、そこはグッとこらえてください。
ギャンブルやゲームなどの依存している旦那には、特に注意が必要です。次の記事で具体的な対処法をご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
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旦那のお金問題解決に「妻もお金を稼ごう」
旦那のお金問題をテーマに話を進めてきましたが、いかがでしたか。
最後に、旦那のお金問題で最も力説したいことは、「妻もお金を稼ごう」ということです。
専業主婦をやめて外に働きにでるメリットは、たくさんあります。
第1に、家計を支える柱が1本から2本になること。たとえどんなに旦那の稼ぎがよくても、突然のリストラにあったり、急な病に倒れることもあります。
そんなときに妻に少しでも稼ぎがあれば、家計の危機を多少は回避できます。
第2に、自分が自由に使えるお金を手にできること。旦那が家計を握り、妻には生活費しか渡さない家庭もあるでしょう。そんな場合、妻が自分で稼いでいれば、生活費の足しにすることも、自分のおこづかいにすることもできます。
旦那のお金問題を抱える方は自分が自由に使えるお金を手にすることが重要です。自分が自由に使えるお金があることは、気持ちの余裕につながります。
専業主婦でいる限り、旦那に養ってもらう立場から抜け出せません。子どもが幼くて家を空けれない場合は難しいでしょうが、育児がひと段落したら、1日数時間のパート勤務でもいいので、働きにでることを検討してみてくださいね。
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旦那が嫌い。旦那にイライラする。旦那がむかつく。という世の妻のために。
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