マザコン夫の特徴とその対処法を徹底解説!
母親が息子を過干渉に育てた結果にできあがる「マザコン夫」。
「お母さん、これ見てみて~」
「お母さん、敦子(妻)がこんなこといってるんだけどどう思う~」
と、何でもかんでも母親に意見を聞きまくり。
はい。キモイ( ゚Д゚)ノ
一昔前は、大学の入学式や卒業式に親が付き添っていくというだけでニュースになったものですが、いまやそんなことは当たり前。
最近の若手社員の中には、盆・暮れの時期になると、母親がお中元やお歳暮を上司まで届けて、子どものために挨拶する人が結構いるといいます。
「え?本当かよ?」というようなお話ですが、これが結構マジなのです。
今回は、マザコン夫を旦那に持つ妻向けに、マザコン夫の特徴とその効果的な対処法をお話していきます。
マザコン夫の扱いに悩まれている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
マザコン夫ってなに?
マザコン夫とは、母親に対して強い愛着・執着を持つ夫のこと。
そもそもマザコンとは、マザー・コンプレックスの略語で、正常な子供の発達において、誰にでも見られるものです。
特に男の子は、3歳、4歳になると母親の愛情を独り占めしたいと感じて、父親を敵視する傾向があるんですね。
「ママは僕のものだぁ!こんちょくしょうめ~!」ってね。
しかし通常は年齢が6歳ぐらいになると、発達心理が正常ならそういうコンプレックスは自然と解消に向かいます。
幼年期、少年期、青年期と、肉体的にも精神的にも成長し、独立した人格としての完成をめざし始めるのです。
ところが、この成長の家庭で親、とくに母親が過度の干渉をすると、コンプレックスが解消されず、心の独立がされないままに成長、社会性、協調性、判断力を欠いた立派なマザコン夫が出来上がってしまいます。
この3歳児が母親のたっぷりの過干渉を受けて、
マザコン夫と化すわけです。
つまりマザコン夫は、義母が作り出した作品だといえるんですね。
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マザコン夫の代表格
マザコン夫の代表と言えばこの人でしょう。
若い方はご存じない方が多いかと思いますが、私と同じ世代の40歳前後の方はご存じでしょう。
1992年にTVで放送されたドラマ「ずっとあなたが好きだった」この主人公の佐野史朗演じる冬彦。
佐野さんが演じるマザコン演技がすばらしく当時、超話題となりました。
大好きなママへの「ちゅ~」はかなり気持ち悪かったし
ママが指怪我したら心配すぎて指舐めちゃいます(; ゚Д゚)
ちなみに、お母さん役は野際陽子さん。
冬彦はこれぞマザコン夫!というスーパーマザコンでした。
マザコン夫が出来上がる家庭環境とは?
マザコン夫が育つ家庭環境というのは、おおむね次のようなものです。
- 本人が一人っ子である。
- 祖父母が同居している。
- 父親が内気おとなしい。反対に母親が強い。
- 母親が家庭の主導権を握っている。
- 経済的に恵まれている。
ひとりっ子は、競争相手になる他の兄弟がいないので、どうしてもわがままで意思が弱くなりがち。つまり対人関係の仕方を学ぶ機会がすくないわけです。
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また、祖父母にとって一人孫ならかわいがるのは当然、つい甘やかしたり干渉しがちになります
しかし、マザコン夫ができあがる一番の原因は、両親の性格です。
父親がおとなしくて母親が主導権を握っているような家庭では、母親が息子に向ける期待が大きすぎ、つい過保護、過干渉になりがちです。
そしてここに、経済的に恵まれているというスパイスが加われば、立派なマザコン夫が出来上がるというわけです。
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マザコン夫の特徴4選!
このようなマザコン夫を旦那に選んでしまうと、結婚生活も大変です。
マザコン夫の特徴には次のようなものがります。
生活力がない
マザコン夫は、生活設計に関心が低く、どこへ勤めても長続きしない。
「上司にしかられたから」会社を休むとか辞めたくなったとかなど、「え?それ大の大人が言うこと?」みたいなことを簡単に言い出します。
仕事に精力を傾けることなしに、遊びの方にばかり気が向く。
経済的に苦しくなるとすぐに実家に援助を頼むが、返済することはせずに、義理を欠いても平気です。
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人間関係が下手
マザコン夫は、甘やかされて育てられたため、自己中心的でわがままな特徴を持ちます。
自分の気に入らないことを人が言うと、相手がどんな立場の人であれプッとふくれたりして表情、態度に出してしまいます。
「甘ちゃん」と見られて、周囲からなかなか一人前の仕事を任せられない。妻に対しては食事が気にいらなかったり、外出の支度が遅かったりすると、「こんなもの食べられるか」とか「今日はもう出かけたくない」などとふくれてしまいます。
我慢強くない、根気がつづかないのがマザコン夫の一つの特徴です。
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何かと実家と連絡を取る
マザコン夫は、実家に電話をかければ、母親とテレビドラマの話から、最近食べたうまい食べ物の話まで、たっぷり一時間くらいは平気で話します。
やたらと実家と連絡をとるのはマザコン夫の大きな特徴の一つだといえます。
妻が母親の陰口を言おうものなら、異常なぐらいに怒ります。そのくせ妻が里帰りすると、なにかと一言いわないと気がすみません。
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プライドが高くてうるさい
マザコン夫は、いつもいい恰好をしていないと落ち着かない性格で、プライドが高くてうるさい人物です。
自主性がないから、他人との比較にはとても敏感です。つまり嫉妬心が強い。
欲しいものがあれば、無理してでも手にいれたがります。
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マザコン夫の対処法
では、そんなマザコン夫の扱い方はどんな方法がベストなのでしょうか。
過干渉、過保護な母親が、子供になにくれとなく、あるいは手取り足取り世話をやくように、マザコン夫対処法も旦那のきまぐれにイライラすることなく扱うことが基本路線です。
「いやぁ、おれの上司というのがひどい奴でさ。昨日もたった五分遅刻しただけで朝っぱらからガミガミ怒鳴るんだよ。いつものことだけで、今度何か因縁つけてきたら辞表でも叩きつけてやろうとか思ってるんだ」
「今度の休みは子どもを連れてお母さんとこへ遊びに行こうか。先週子供を連れて行ったら、あんなに喜んでいたから。それでいいよね?」
このようなマザコン夫に、
「それは上司よりあなたが悪い。小言の原因はあなたが遅刻したからでしょ。自分のことを棚にあげて、人を責めるなんて何考えてるの」
「また、お義母さんの家にいくの?どうかしてるんじゃないの。あなた、子供をダシにして、本当は自分がお義母さんに会いたいだけじゃないの?」
このようにマザコン夫の心臓を一突きするような言い方をしたらどうなるか。
マザコン夫は、プライドが高い生き物なので自分の面子を潰すような攻撃には、猛然と歯向かってきます。
そうなると後の取り扱いがめんどくさくなるだけ。
マザコン夫のプライドはまずは立てておく方が良いでしょう。
グイグイと引っ張ろう
マザコン夫を上手に扱える妻とは、いったいどういうタイプの妻なのでしょうか。
それは、いわゆる姉さん女房タイプ。
夫に甘えるタイプではなく、むしろグイグイと引っ張っていく方です。
たとえば7歳年上の女性と結婚したプロ野球巨人軍の原元監督のような人には、姉さん女房がぴったりです。
マザコンそうな顔をしていらっしゃいますよね(勝手な想像ですがw)
原元監督は、子供の頃から野球一筋で純粋培養されてきて、その以外の世界のことはあまり知らないというところがあります。
みたところ、子供がそのまま大人になったような純と同時にあやうさが同居している人、年上の姉さんの女房のタイプと結婚したことで大成できたのかもしれません。
マザコン夫を頼りにしてみよう
マザコン夫は、母親大好きで、一言でいうなら母親に依存しています。
特に母親が「〇〇ちゃんはやっぱり頼りになるわぁ」なんて言いながら甘やかしているパターンは要注意。
旦那は、母親に頼りにされることに生きがいを感じています。
男性は基本的に女性に頼りにされるうれしいもの。「自分がこの女性を助けてるんだ」という気持ちになると俄然とやる気がわいてきます。
つまり、マザコン夫のは対処法は、母親以上にあなたが旦那を頼りにしてみることです。
そうすることで、少しずつ母親より妻の意見を聞くような思考回路が出来上がっていきます。
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結婚生活にマザコンは論外
マザコン夫の特徴と対処法をご紹介してきましたが、いかがでしたか。
ここで一度まとめておきます。
マザコン夫は次のような環境で出来あがる。
- 本人が一人っ子である。
- 祖父母が同居している。
- 父親が内気おとなしい。反対に母親が強い。
- 母親が家庭の主導権を握っている。
- 経済的に恵まれている。
マザコン夫の特徴
- 生活力がない
- 人間関係が下手
- 何かと実家と連絡をとる
- プライドが高くてうるさい
マザコン夫の対処法
- プライドをへし折らない
- ぐいぐい引っ張る
- 頼りにしてみる
何かを決めなければいけないときに、いちいち自分の親に相談するというマザコン夫の行為は、妻側から見れば「こいつ親離れできてないな」と感じる瞬間ですよね。
そもそも結婚って社会的な契約。
これは夫婦であることを社会に認めてもらうと同時に「健やかなるときも、病めるときも」という誓いの言葉のように、相手への愛を社会契約の中で誓うものです。
旦那は牧師さんに「健やかなるときも、病めるときも母親を愛することを誓いますか?」と聞かれたわけではありません( ゚Д゚)
本来はこの時点で、他に依存せず、相手を敬い、助けることを誓ったわけですから、よく言われる嫁と姑の間に板挟みになるという状態はおかしな状態なはず。
男性はこの結婚契約によって、誰よりも妻を優先するという契約をすでにしているのです。
母親を優先するなんて契約破棄と一緒!
もちろん親を敬う気持は大切ですが、妻が辛い思いをするなら、どちらが正しいとかではなく、妻の気持ちを尊重するべきなんです。
結局「嫁姑問題」を解決するのは旦那の対応次第なんですよね。
関連記事>>嫁姑問題の原因と解決法はこの1つ!離婚を決断する前にぜひ試して下さい!
マザコン夫の女性バージョンは実家依存症とは
さて、ここからはマザコン夫とは逆パターン。
妻の実家依存症についてお話をしていきます。お時間があればお付き合いくださいね(^_-)-☆
マザコンは一般的に親離れできない男性にむかって使用される言葉ですが、では、女性のマザコンバージョンはあるのでしょうか?
それは一般的には「実家依存症」という言葉で表現されます。
男女の違いはあれど、その本質は「親離れできない」というところに問題があります。
この「親離れ」しているかどうかというものは結婚前には意外とわからないことで、結婚後に発覚するんですよね。
「親離れできない」ことは一見、親を大切にしているようにも映るので、結婚後にそのギャップに驚き、
「そんなことでも実家に連絡しちゃうの?」
「もう、こいつとはやってられねぇ~」と不満が積もり積もっていくのです。
また親孝行を「親からの自立」とする人もいれば「親に甘えること」とする人もいて、価値観はそれぞれです。
そしてその価値観が違えば二人の距離はどんどん広がっていきます。
たとえば、妻が旦那の通勤時間などはまったく無視して、自分の実家の近くに住むことを強要したりする。
もちろん、出産や子育てのことを考えると、妻の実家の近くに住むことは非常にいいこと。
しかし妻が専業主婦であっても年がら年中実家に入り浸り、晩御飯まで実家で済ませ、帰宅の遅い旦那にはおかずを持ちかえる。
これってどうなんでしょうか。
頻繁すぎると「じゃぁ、行ってくるね~」ですむ問題ではありません。
旦那からすれば、すでに結婚して別所帯となってるんだから、自分の所帯を中心しとした生活を送るべきだという考えがあります。
そのあたりは、自分の親とも仲良くしつつ、自分もラクをしたいという女性の心理とあいまみれるものです。
あまり妻が自分の実家と近すぎる関係を構築することは、夫婦関係を不仲にする引き金になりやすいということです。
実家とお金の問題
また「マザコン夫」や「実家依存症」の他にも「経済的援助」に対する親への依存も夫婦の関係を不仲にする要因になりかねません。
「実家とお金」の問題は両家の格差と価値観の違いとしてトラブルになりやすいのです。
例えばこういう話しはよくあるケース。
普通の家庭環境で育ったある会社員の男性は裕福な家庭で育ったブランド好きの奥さんと結婚しました。
そんなある日、奥さんの親から娘にブランドモノをプレゼントして欲しいとお金を渡されそうになります。
ここでこの男性は「自分で何とかしますから」と断るわけです。
ブランド品一つとっても、それに対する価値観がまったく違うのです。裕福な家庭で育った人にとっては「ブランド品」もたくさん存在するモノのうちのただの一つです。
結婚後もこの奥さんはもちろん、実家からずっとお小遣いをもらい続けます。
こうしたお金に対する考え方の違いは、相手の両親が入ってくると話し合いで解決するのがだんだんと難しくなってきます。
相手からすればブランド品といえど、その環境の中で人生を送ってきたわけですから、それを否定されることをこころよくは思いません。
また男性側は、男としてのプライドを傷つけられ、親に依存せずに自分たちで家庭を作り上げていきたいという価値観を妻に理解してもらえずに、最終的には離婚するという判断を下してしまうこともあるのです。
マザコン夫が親離れできないときの対処法とは
「マザコン夫」「実家依存症」にまつわる親離れできないことの解決方法ですが、基本的に、親や実家が関係することは、自分自身にとってはルーツの問題にもなりますし、直接的に話し合ってもうまくいかないことがほとんです。
皆さんも経験があるとは思いますが、お互いの実家にまつわりは話しは相手の逆麟に触れ、大喧嘩となることがしばしば。
そこでこういう親や実家が関連する問題に対処するポイントはこうなります。
直接的にではなく、間接的に解決していく。
単純にいえば、物理的に住む場所を変えてしまうのです。
マザコン夫に頭を悩ませていた妻が旦那の転勤を機に引越しし、逆に慣れない場所で生活を始めると、家族の絆が深まるというのはよく聞く話しです。
たとえ転勤がなくても、実家から距離のある場所に移り住むことで、自然と旦那の中で気持ちの変化が生まれてきます。
そしてもう一つ、この問題を対処する方法がこれです。
何かの共通体験や一緒に壁を乗り越えた結果として親離れをする。
つまり直接的に親離れをするわけではなく、夫婦が手を合わせて例えば子供の教育問題に取り組んだ結果、いつの間にか親離れできていたなど。
夫婦の力で問題を乗り越えると、二人の力に対して自信がつくということです。
やはり親に依存するということは、完全に自立した個になっていないからであり、どこかで夫婦お互いのことを信頼していないんでしょうね。
もちろん、親に頼ること自体は悪いこととは思いません。
しかし夫婦は二人で「成功体験」を積み重ねることで「本当の家族」になっていくと思うんです。
夫婦は最初から家族だったわけではありません。
いろいろな困難を一緒に乗り越えて家族に「なって」いくんです。
マザコンにしろ、実家依存にしろ、過度な親への依存は、本当の家族になることの妨害になります。
間接的に家族の「成功体験」を積み上げて、お互いの信頼関係を築いていきましょうね。
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